2016.12.18 Sun 更新

生後100日になると「お食い初め」!準備するものは?やり方は?

日本では節目ごとに子供の成長を祝う行事がありますね。生後100日を迎えるとお食い初め(おくいぞめ)の時期です。お食い初めの祝い方は地域によって差がありますが、今回は一般的なお食い初めの手順や必要なものなどを詳しくご紹介します。

場所は自宅で行う家庭が多いようですが、レストランやホテルの「お食い初め会食プラン」を利用する人もいます。

昔は、お食い初めに親族や親しい知人などを招いていましたが、現代では両親や祖父母など家族だけで行われることがほとんどです。
パパママと赤ちゃんだけで祝う形も多いようです。

お食い初めに招待する人は? 場所は自宅でいい?

お食い初め(おくいぞめ)とは、「赤ちゃんが生涯食べることに困らないように」という願いをこめて食事のマネをさせる伝統的な儀式です。
お食い初めの起源は平安時代といわれ、「百日祝い(ももかいわい)」「真魚始め(まなはじめ)」「箸揃え」「箸祝い」「箸始め」「歯固め」と呼ばれることもあります。
お食い初めは生後100日目頃に行うのが一般的ですが、地方によって110日目、120日目などに祝うところもあります。
ぴったり100日目ではなくても、その前後で家族の都合がよく、赤ちゃんの体調が安定している日に行うとよいでしょう。

お食い初めとは

伝統では漆器の祝い膳を使用しますが、通常の食器でも代用可能です。

食器

お食い初めの儀式のために準備するものは以下の4点です。

お食い初めに必要な準備

お食い初め用祝い膳は「一汁三菜」が基本です。

料理

現代では昔ながらの正式な漆器やお膳をお食い初めのためだけに用意する人は少なくなっています。
離乳食にも使えるベビー食器や既に家庭にある食器でも、お祝いの気持ちを持っていれば大丈夫ですよ。

本格に揃える場合、箸は柳の白木で両端が細くなっている祝い箸を、お椀は鶴、松などの蒔絵模様の描かれているものがよいでしょう。
お膳は紋付で、男の子の場合全部が朱塗りの膳、女の子なら外側が黒塗りで内側が朱塗りの漆器を使用します。
男の子のほうが赤が多いので間違えないでくださいね!

1. 鯛などの尾頭付きの焼き魚
2. 吸い物
3. 煮物
4. 香の物
5. 赤飯・白飯

お食い初めでは「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできますように」という願いをこめて歯固めの儀式も同時に行われます。
歯固めに使う石を手に入れる方法はいくつかあり、近所の神社の境内やお宮参りの神社から授かる、川や海など水辺の小石を拾う、などがあります。
最近ではネット通販で歯固め用の小石を購入することもできます。
拾った石を使う場合は洗って清潔にしておきましょう。

歯固めの石

実際に食べさせるのではなくマネだけなので離乳食ではなく儀式用の料理になります。
儀式が終わった後は大人たちで食べてしまってかまいません。
お食い初め用祝い膳の宅配サービスや、ホテルやレストランのお食い初め会食プランを利用するのも便利です。

お食い初めの際は赤ちゃんに正装をさせるのが一般的です。
袴や着物のように見えるカバーオール、最近では洋装をさせる人も多いようです。
まだおむつ替えも頻繁な時期なので、お世話がしやすい作りの服装だと安心です。

衣装

お食い初めの手順

お食い初めは正式には「養い親」といって出席者の中の一番長寿の人が箸を持って赤ちゃんを膝に乗せて行います。
赤ちゃんが男の子なら男性が、女の子なら女性が行いましょう。

家族で楽しく赤ちゃんのお祝いをしてあげてくださいね。

その後、歯固めの儀式として、箸の先に歯固め石をちょんちょんとつついて、その箸を赤ちゃんの歯茎にそっとつけます。

祝い膳を決まった順番で赤ちゃんに食べさせるまねをします。
ご飯→吸い物→ご飯→魚→ご飯の順番で、3回食べさせるまねをします。
このとき赤ちゃんが食べ物に興味をもっているようならお米を一粒だけ食べさせるとよいですよ。

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