2016.12.20 Tue 更新

生理前にチクチクする…子宮が痛くなる原因は?対処法はあるの?

生理前になると、なんだか下腹部がチクチクと痛むことはありませんか? 生理痛のような感じだけど、生理はまだだし…方っておいても大丈夫なのかな?と思いますよね。 でも、実はこの痛みには病気が原因のこともあるんです。しっかりと痛みの原因を知って対処することが大切なので、まとめてご紹介いたします。

子宮の痛みは病気が原因?

ホルモンバランス以外の原因として、子宮を収縮させて経血の排出を促すプロスタグランジンというホルモンが分泌されることも関係しています。
このホルモンの働きで子宮が収縮することで、子宮の痛みを感じることがあり、分泌量が多いほどその痛みが強くなります。

ホルモンバランスが変わることで、身体に色々な影響が起こり、その一つとして子宮のチクチクとした痛みが起こるのです。
ホルモンバランスの乱れによる不調が大きくなり、生活に支障があるような場合には、月経前症候群(PMS)と診断されることもあります。

生理前の子宮の痛みには、女性ホルモンが関係しています。
排卵が起こってから生理が起こるまでの間のタイミングは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)のバランスが入れ替わります。

子宮のチクチク痛の原因は?

子宮の痛みを感じたら?

・子宮内膜症
・子宮筋腫
・卵巣嚢腫
・子宮頸がん
・子宮体がん

生理後までチクチクとした痛みを感じる時には、痛みの原因として病気が隠れている可能性もあるので、長期間痛みが続いているときにには婦人科を受診しましょう。
子宮に痛みを感じる病気には次のような物があります。

先程もご紹介したとおり、生理前の子宮の痛みのほとんどはホルモンバランスの乱れや、子宮の収縮によるものだといわれています。
しかし、この痛みは生理が終わると治まるのが普通です。

子宮のチクチク痛の対処法

ガマンできないほどの痛みを感じる時には病気が原因の可能性が高いので、できるだけ早く病院を受診しましょう。
だんだん痛みが強くなってきている、痛みは強くないけど生理後まで続くようなときにも要注意です。
婦人科系の病気は不妊の原因にもなりますので、早めに受診することでできるだけ早く治療することが大切です。

・鎮痛剤が必要なほどの痛みが毎回起こる
・鎮痛剤を飲んでも効果がない
・痛みが強く起き上がれない
・子宮の痛み以外にも頭痛などがある

生理前に子宮が痛いときでも、長期間続かない、生活に支障がない程度の痛みなら問題ありません。
痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みが強く感じる時には婦人科を受診するようにしましょう。
目安としては、次のような症状があるときです。

子宮の痛みの原因が病気じゃない場合には、生活習慣を改善することで痛みを軽くする事ができます。
大切なのはホルモンバランスを整えることと、冷えを防ぐことです。

ストレスとうまく付き合い、溜め込まないようにしながら上手に発散していきましょう。
睡眠時間をしっかり取る、早寝早起きなど生活リズムを整える、バランスの良い食事をすることなど、健康的な生活を心がけることで、バランスを整えることが大切です。

脳の視床下部という場所で、女性ホルモンの分泌をコントロールしています。
この視床下部はストレスの影響を受けやすく、過度なストレスを感じるとホルモンバランスが乱れてしまいます。

ホルモンバランスを整える

女性の大敵である冷えは、血行を悪くするので経血の流れも滞りやすく、プロスタグランジンの分泌量を過剰に増やしてしまう可能性があります。
なので、温かい飲み物や着るもの、室温の調整などで身体が冷えてしまうのを防ぎましょう。

冷えの解消

また、血行を良くすることで冷えの解消にもチクチク痛の軽減にも繋がりますので、DHAなどのサラサラ成分を食事に取り入れるのがオススメです。
冷えの解消のためにも、血行促進のためにも、身体を締め付けるような衣類を避けるといいでしょう。

チクチク痛は妊娠の兆候?

生理前の子宮のチクチク痛は、ホルモンバランスや病気の影響だけでなく、妊娠の初期症状である可能性もあります。
妊娠が成立すると、赤ちゃんを育てていくために子宮が大きくなり、その時にチクチクとした痛みを感じることがあります。
生理が予定日より遅れている、基礎体温が高温の状態が続いている時には妊娠の可能性もあるので、予定日1週間後以降に妊娠検査薬で調べてみて下さい。

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