トイレトレーニングに必要なものは?
自分で洋服やおむつの脱ぎ履きができ、出たことを言葉で伝えられるようになっていること、そして、おしっこの間隔が2時間程度あくようになっていれば開始しても大丈夫です。
一般的なトイレトレーニングの開始時期(おむつはずれの時期)は、2歳後半から3歳代だと言われています。
いつから始めるの?
おむつではなく、大人と同じようにトイレで排泄できるようになるための練習のことを「トイレトレーニング」と言います。
昔は「おむつはずし」とも呼ばれていました。
トイレトレーニングは、子供のコミュニケーション能力、膀胱機能の発達に合わせて進めていきます。
トイレトレーニングとは?
1人でお座りができる生後7ヶ月以降で、まだバランスよく椅子に座れない時期であれば、おまるがオススメです。
便座に座るのを怖がったり、緊張してうまくおしっこが出せなかったりする場合も、おまるがオススメです。
おまるには、基本的に「またぐタイプ」と「座るタイプ」の2種類があります。
おまる
洗い替えることを考え、多めに用意しましょう。
おむつから普通のパンツに慣れるために使うので、布パンツかトレーニングパンツを用意しておいてくださいね。
布パンツかトレーニングパンツ
トイレトレーニングを始める際に事前に揃えておくと便利なアイテムは何でしょう?
事前に揃えておくことで、トイレトレーニングを楽しく進めることができますよ。
トイレトレーニングに必要なものは以下の通りです。
トイレトレーニングの方法とは?
1歳以降で、椅子の上でもバランスよく座ることができるようであれば、おまるより補助便座がオススメです。
補助便座にも「またぐタイプ」と「座るタイプ」があります。
またぐタイプは、姿勢が安定し、力みやすいですが、子供だけでは座りにくいため大人の補助が必要になります。
補助便座
トイレトレーニングをいざ始めようとしても、具体的にどうやって始めたらいいのでしょう?
トイレトレーニングの方法は以下の通りです。
トイレに慣らす
子どもにうんちやおしっこが何なのかを教えること、認識させることが重要です。
排泄の仕組みについて扱った絵本などを読み聞かせて教えてあげましょう。
次に、トイレは「排泄するための場所」であることを教えます。
トイレの存在を認識すれば、トイレトレーニングでおしっこのコントロールすることに集中できるようになりますよ。
おしっこやうんちを認識させ、 トイレがどんな場所か教える
おしっこ・うんちが出たら褒める
トイレは楽しい場所だという環境作りが重要です。
楽しい場所だと認識させるために、おもちゃやぬいぐるみを使うようにしましょう。
また、おままごとの際に、トイレへ行くという動作を入れることで、「トイレ」という認識ができるようになります。
おしっこ・うんちが出たら、とにかくみんなで褒めます。
一緒に喜ぶことが子どもの「できた」という達成感となり、やる気につながります。
トイレに誘う
大体2時間おきくらいに子どもをトイレへ誘いましょう。
あまりしつこく誘ったり、子どもが遊びに夢中なときに誘ったりするとトイレを嫌いになってしまうので、注意してくださいね。
トイレに誘う回数を増やしていく
初めから子どもが「おしっこ・うんち」を伝えてくれるのが一番なのですが、それは難しいですよね。
まず、「トイレに行く」という習慣を身につけることが大切なので、「トイレに行こうね」と促してトイレに連れて行きましょう。トイレで排泄をするだけでなく、「水を飲む・食べ物を食べると、おしっこ・うんちが出る」という体のしくみを伝えながら進めていくようにしましょう。
トイレでおしっこ・うんちをする成功率が5割超えたくらいの頃から、おむつではなく、トレーニングパンツかパンツをはかせてください。
トレーニングパンツは、普通のパンツよりも厚手で、防水生地になっているため、おしっこをしても1回分くらいなら吸収できる性能を持っています。
トレーニングパンツか、パンツをはかせる
自分でおしっこと言えるようになる
自分でトイレに行きたいことを伝えれるようになって、トイレでおしっこ・うんちをする成功率が8割以上になったら、トレーニングは完了です。
トイレトレーニングが完了しても、おねしょをしなくなるにはさらに時間がかかるので、注意してくださいね。
おねしょしなくなる年齢は5〜6歳だと言われています。焦らず見守ってあげてくださいね。
トイレトレーニングの注意点
トイレトレーニングには注意しておきたいポイントがいくつかあります。
トイレトレーニングの注意点は以下の通りです。
親が焦らないようにする
「はやくおむつを卒業させたい」と思うのは分かりますが、焦ってはいけません。
子どものペース無理をさせないことが大切ですよ。
トイレに長時間座らせない
トイレに連れて行ってもスムーズにトイレができるとはかぎりません。
「出なくてもいい」と思って、何度もチャレンジさせてください。
長時間トイレに座らせていると、ストレスになってしまい、トイレ嫌いになってしまうかもしれません。
にこやかに接する
失敗しても、笑顔で「次は頑張ろう」ということを伝えてあげてください。
成功したときは、オーバーなくらい褒めてあげてくださいね。
いかがでしたか?
トイレトレーニングは簡単なことではありません。
おむつはいつか必ず外れるものなので、子供のペースに合わせて進めていってくださいね。