2016.12.22 Thu 更新

不正出血について。臨月の内診出血とおしるしの違いって?

妊娠も10ヶ月に入ると、陣痛の兆候である「おしるし」のほかに、「内診出血」といわれる内診後の出血に見舞われることがあります。おしるしと内診出血は見分けがつきにくく、今自分の身体で何が起きているのか分からない妊婦さんは結構います。そこでここでは、その違いについてまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。

おしるしについて

また傷がついたこと以外にも、膣内にあった老廃物や不要物が内診の時の刺激によっておりものと一緒に出てくることもあります。
どちらにせよ、おしるしではありませんので、陣痛の前触れではありません。

もともと膣はデリケートなんですが、妊娠中は特にデリケートです。
普段よりも傷つきやすい為、内診時の刺激が加わると膣内に傷がつき、出血に繋がってしまうんです。
これはその時に医師の診療に仕方に問題があったとか、そういうことではなく、細心の注意を払っても、この出血はおこりうるものなんです。

内診出血とは、内診を行なったあとに見られる出血のことです。
内診とは妊婦健診で行われる、生殖器内の診察のことです。

内診出血について

内診後でしたら、その出血をおしるしと見分けるのは難しいと思います。
見分けられる点としては、内診出血はそんなに出血が多くない為、もし出血の量が多ければ、おしるしの可能性が高いでしょう。

内診出血とおしるしは見分けられる?

おしるしの特徴として、色はピンクや褐色で、少し粘り気があります。
ですが、これには個人差がありますので、この特徴にあてはまらないおしるしもありますので、月経と間違えるほどの大量の出血を伴うおしるしを体験する人もいます。

また、卵膜という赤ちゃんを包んでいる袋が剥がれることで出血し、その血液が混ざっている場合は、おしるしがピンク色になっている場合もあります。

おしるしは、もうすぐ出産があることを知らせる合図です。
分娩が近づくと子宮を蓋していた、粘液栓と呼ばれるゼリー状のかたまりが剥がれ落ちます。この粘液栓が、子宮頸管の粘液と混ざって外に出てくると、おしるしになります。

タイミングと状況で判断

内診出血が起こることは異常なことではありませんが、もしも出血が続き、量や回数などが気になる場合は、医師に相談することをオススメします。
出血が続いている場合は、膣壁に傷がついている可能性がありますので、湯船に浸からないようにしてください。
だいたい1日〜2日ほどで出血はおさまりますが、それ以降もまだ続いている場合は、おしるし以外の症状の可能性がありますので、この場合も医師に相談しましょう。

内診後の出血が続く場合

おしるしの特徴はピンク色で粘り気がありますので、そうであればおしるしの可能性が高いです。
ただ内診出血の場合でも、おりものが混じった場合は、粘り気を伴いますので、一概に決めつけるのは難しいかもしれませんね。
どちらにせよ、落ち着いて様子を見た方がいいでしょう。

おしるしの場合は間もなく陣痛が始まりますので、念のためにその後の準備をしておいた方がいいでしょう。
この時期になる頃には、出産時の入院に必要な物をあらかじめまとめておくと、スムーズにことを進められますので、準備しておきましょう。

内診後の出血か、おしるしかどうかの判断は正直非常に難しいです。
素人目に見て、サラサラなのかタイミングが内診後だから内診出血なのか、程度の判断しかできません。
ただどちらにせよ、大半の人の出血は少量ですぐに治まりますし、どちらも身体の異常から起こっているものではありませんので、確実にどちらか見分ける必要もありません。

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