2017.01.13 Fri 更新

新生児の体重増加の目安は?体重が増えない理由は何?

新生児に母乳やミルクを与えていると、はじめはしっかり体重が増えていくのに、なかなか増えなくなることがあります。 生まれてきたときの体重や身体の大きさに個人差があるように、新生児期に増える体重も赤ちゃんによって異なります。 今回は「新生児の体重増加の目安と増加しない理由」についてご紹介します!

母乳育児の場合、母乳の出る量が安定していないことや赤ちゃんが母乳を吸うのに慣れていないこともあり、体重が30gも増えていないことがあります。
体重の増加量が30g未満でも、赤ちゃんの機嫌が良く、おしっこやうんちもしっかり出ていれば、母乳が充分に足りている証拠です。
その後に体重が少しでも増えて、身長や頭囲が伸びていれば問題ありませんよ。

新生児の体重増加の目安は1日30gです。
生後4~6ヶ月は20~25g、生後7~9ヶ月は10~20g、生後10~12ヶ月は7~10gくらい体重が増えるのが平均的です。
生後2〜3週間の頃は、1日18g以上増えているか、排尿・排便の回数は多いかなどを確認し、母乳が不足しているのか見極めます。1日に増える体重はいつも同じで安定して増えるのではなく、「1週間や1ヶ月の合計」で体重が増えているかどうかを確かめるようにしてくださいね。

新生児の体重の増加の目安は?

生まれてすぐの赤ちゃんは「生理的体重減少」が起こりますが、その後、少しずつ安定していきます。
新生児の体重の変化は個人差が大きいもので、もともと大きく生まれた赤ちゃんはその後の増加が少なかったり、小さな赤ちゃんの体重は急激に増えたりすることもあります。

新生児の体重の増加の特徴

新生児の体重が増えない理由は、「生理的体重減少」が原因の一つです。
「生理的体重減少」とは、赤ちゃんが飲む母乳やミルクの量に対して、おしっこやうんち、汗で出ていく水分の方が多いために、生まれたばかりの赤ちゃんの体重が一時的に減少することを言います。
これは生後3〜4日間に起こることが多く、生後2週間ほどかけて出生体重に戻っていきます。
自然現象のひとつなので、慌てなくて大丈夫ですよ。

生理的体重減少

新生児の体重が増えない理由は様々です。
主な理由は「生理的体重減少」と「母乳やミルクが足りていない」「離乳食」があります。
詳しい理由は以下の通りです。

新生児の体重が増えない理由は?

生後5・6ヶ月以降の体重増加しない理由は、主に「離乳食」にあるとされています。
離乳食をきちんと食べず、栄養が不足している可能性が高いので、フォローアップミルクを飲ませて栄養補助を行ってあげてくださいね。

離乳食

生後2~4ヶ月で体重が増えない理由は、主に「母乳やミルクが足りていないこと」にあるとされています。
母乳やミルクが足りているのかどうか判断するには、「おしっこの回数」に注意しましょう。
生後3ヶ月頃は1日に5~6回おしっこをするのが一般的ですが、これよりも少ないと母乳やミルクが足りていない可能性があります。

母乳やミルクが足りていない

また、寝返りやずりばい等、身体が成長して自由に動かせるようになるので消費カロリーが多くなるので、離乳食をちゃんと食べていても体重がなかなか増えないことがあります。
きちんと食べているか不安になるかもしれませんが、そんなときはおしっこやうんちが毎日出ているのかを確認するようにしてくださいね。

いかがでしたか?
離乳食が始まったのに体重が増えないようなら、児童館や子育て支援センターの離乳食指導や講習に参加してみたり、育児相談で管理栄養士に相談してみたりしてくださいね。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ