マグネシウム
バナナ1本(約100g)には、妊娠中におけるビタミンB6の1日推奨摂取量の約30%(0.38mg)が含まれています。
妊娠初期に起こるつわりの症状を緩和する効果があると言われており、つわりに悩む妊婦さんに積極的に摂取されています。
ビタミンB6
バナナは、日常の食生活で不足しがちな栄養素がバランスよく含んでいます。
そんなバナナには、妊婦の身体へ嬉しい効果がたくさんあり、妊娠全期にわたって摂取しておきたいフルーツです。
バナナに含まれる栄養成分と妊婦の身体への効果は以下の通りです。
バナナに含まれる栄養成分と妊婦の身体への効果
カリウム
バナナにはレタス約1/4個分の食物繊維が含まれています。
食物繊維には、腸内環境を整える働きがあり、便秘の予防や改善に効果があるので、ホルモンバランスの変化や運動不足によって便秘に悩まされる妊娠中は積極的に摂取したいですね。
食物繊維
キウイ約3個分のマグネシウムが含まれており、高血圧を予防する働きがあります。
また、精神を安定させる働きもあるとされています。
妊娠中は情緒不安定になりがちです。
ストレスやイライラを感じたときは、バナナを食べましょう。
体内のナトリウム量を調整して、余分な塩分を体外へ排出し、むくみや高血圧を予防する働きがあります。
妊娠中の手足のむくみを解消したり、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを減らすことに役立ちますよ。
バナナに含まれるビタミンB6は、妊娠初期のつわりの症状を和らげる効果があるそうです。
つわりには個人差があるので、バナナを食べた人みんなが和らぐと限りませんが、吐き気や胃のむかつきを抑える効果が期待できるようです。
つわりに効果があるの?
バナナには、葉酸が含まれています。
葉酸は、妊娠前から妊娠全期にわたって摂取が推奨されている重要な成分なので、特に妊娠初期は意識的に摂るようにしてくださいね。
葉酸
1日に何本まで食べてもいいの?
バナナを食べるときの注意点は?
妊娠中に必要な栄養素がたっぷりつまっているバナナですが、糖分やカロリーが高いので、食べ過ぎには気をつけないといけません。
バナナを食べるときは1日に1本(約100g)を目安にしてください。
多くても1日2本程度に留めておくようにしてくださいね。
前述したように、バナナは、糖分やカロリーが高いので、食べ過ぎには注意しないといけません。
バナナは、お菓子に比べると、脂肪分が低いので、妊娠中の体にいいと思いがちです。
ですが、バナナは1本(約100g)あたり、エネルギーが約86kcalあるので、食べ過ぎるとカロリーの過剰摂取になってしまいます。結果、体重増加につながるので注意してくださいね。
食べ過ぎに注意
妊娠糖尿病
バナナ1本(約100g)あたりの糖質量は21.4gと、果物の中でも高めです。
妊娠中に糖質を過剰摂取すると、食後の血糖値が上がってしまい、妊娠糖尿病のリスクが高まります。
妊娠糖尿病になると、切迫早産を引き起こすリスクが上がるため、糖質の摂りすぎには注意するようにしましょう。
いかがでしたか?
バナナには妊娠中の身体に良い効果があるので、妊娠全期にわたっておすすめの果物です。
積極的に食生活に取り入れてみてくださいね。
腎機能が低下している状態でカリウムを過剰に摂取していると、カリウムがうまく排出されず、カリウム過剰症を引き起こしてしまいます。
カリウムは、妊娠中の手足のむくみを解消したり、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクを減らしたりする効果が期待できますが、過剰に摂取しないようにしてくださいね。