2017.01.19 Thu 更新

百日咳の症状は?どうやって予防したらいいの?

百日咳は、一年を通じて発生する、激しい咳を伴う感染症です。 大人がかかっても重症化することは少ないのですが、子どもがかかったときは大人と違い、高いリスクが発生します。 子どもがかかったときは、重症化することが多く、如何に重症化を予防することが重要です。 今回は「百日咳」についてご紹介します!

カタル期(約2週間)

百日咳は、時期を通して、症状が変化していくという特徴があります。
百日咳の症状は以下の通りです。

百日咳の症状

百日咳菌によって発生し、激しい咳を起こす感染症が、百日咳です。
咳やくしゃみによって他者に感染し、生後6ヶ月以下の子供がかかると死亡してしまうこともある、大変危険な病気です。

百日咳とは?

咳は徐々に治まっていきます。ですが、、激しく咳き込むことはあります。
百日咳にかかると、半年くらいは、カゼをひいた時などに咳こみが強く見られることがあるので、覚悟を決めておきましょう。
正しい治療を行えば、ちゃんと回復に向かうので、気持ちを落とさずに治療していきましょう。

回復期(約2~3ヶ月)

咳が悪化して、「コンコンコン」と長く連続する咳が出るようになります。
また、息を吸うときに「ヒュー」という笛のような呼吸音がなります。
生後6ヵ月以降の赤ちゃんだと、この時点で無呼吸発作を起こしてしまい、重症になることがあります。

痙咳期(約2~3週間)

この期間を潜伏期間です。まだ何も症状が見られません。
7~14日ほど(最大で3週間)の潜伏期間を経て、百日咳は発症します。
初期症状として、咳、鼻水、くしゃみ等の風邪に似た症状が見られます。
このカタル期が、百日咳菌の感染力が高くなる時期です。
赤ちゃんがいる家庭で咳が続いている人がいる場合は、マスクをつけるように日頃から注意するようにしてくださいね。

百日咳の治療法

重症化が進んでしまい、最悪の場合、命を落としてしまうこともあります。
厚生労働省によると、子どもが百日咳にかかった場合に死亡する確率は0.2%、月齢6ヶ月以下の赤ちゃんがかかった場合に死亡する確率は0.6%、百日咳によって肺炎になる確率は約5%、月齢6ヶ月以内の赤ちゃんが肺炎になる確率は約12%です。

赤ちゃんが百日咳によって呼吸困難になると、血液中の酸素が不足して体が青紫色になるチアノーゼになってしまいます。
けいれんを起こしたり、合併症を起こすこともあります。
重症化して脳症を起こしてしまい、後遺症として脳障害を残してしまうこともあります。

百日咳に子どもがかかったときのリスク

百日咳の予防には、四種混合ワクチンが効果的です。
四種混合ワクチンには、ジフテリア予防、百日咳予防、ポリオ予防、破傷風予防ができます。
四種混合ワクチンは、国が「定期接種」として「一定の年齢になったら受けるように努めなければならない」を定めている予防接種です。決められた期間内では、無料で受けることができるので、きちんと受けるようにしてくださいね。
ワクチン接種による免疫効果は、5~10年ほど持続すると言われています。
子どもの百日咳は、親から感染することも多いため、手洗いとうがいを徹底するようにしてくださいね。

百日咳の予防法

一般的に、抗生物質の服用します。
3~6週間すれば症状が治まっていくことが多いですが、全治するまでには約10週間かかります。
赤ちゃんが百日咳になって重症化していると、入院治療が必要になることもあります。
できるだけ早期発見して治療を始めるられるのが理想的です。

いかがでしたか?
大人の体調管理をしっかり行うことで、感染のリスクを減らすことができます。
ワクチンの予防接種の通知ができたら忘れずに受診するようにしてくださいね。

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