2017.01.24 Tue 更新

体外受精で採卵の方法は?痛みはあるの?

不妊治療で行われる体外受精は、成功させるためには状態の良い卵子を取り出す採卵が重要です。 この体外受精の採卵の方法は一つではなく、様々な方法があり、体外受精で採卵するときに薬を使用して排卵を促します。 今回は「体外受精で採卵の方法」についてご紹介します!

体外受精で妊娠する確率は?

体外受精で最も大事なものは、子宮内から卵子を取り出す過程です。
受精率を高めるためには、受精に適した卵子を取り出し、精子と受精させる必要があります。

体外受精の採卵って?

子宮内から取り出した卵子を体外で精子と出会わせて受精させ、その受精卵を子宮に戻す治療法が「体外受精」です。
卵子と精子の受精が難しいとされているカップルに利用される治療法です。

そもそも体外受精って?

受精後2〜3日ほど体外で培養したのち子宮に戻す方法です。
体外受精・胚移植とも呼ばれています。

初期胚移植

体外受精にもいくつかの種類があります。
体外受精の種類は以下の通りです。

体外受精の種類

体外受精で妊娠に成功する確率は、約20~40%です。
この成功する確率は病院やクリニックによって異なります。年齢によっても大きく差が出ます。

一時的に受精卵を凍結させ、ホルモン補充などで母体の子宮内膜を整えてから子宮に受精卵を戻す方法です。
凍結胚移植とも呼ばれています。
最近では、この方法で出産する女性が多いようです。

凍結胚移植

受精後5〜6日程度培養して胚盤胞の状態まで受精卵を成長させてから戻す方法です。
体外受精・胚盤胞移植とも呼ばれています。

胚盤胞移植

体外受精で採卵の方法は?

体外受精の採卵って痛みはあるの?

基本的に日帰りで治療します。まず、筒のようなアタッチメントを、経膣超音波装置に取り付けます。
このアタッチメントに採卵専用の針を差し込み、膣内に装置を挿入し、卵巣に穿刺し、卵胞を吸引します。
体外受精で採卵は、経膣超音波装置で卵巣の位置や卵胞の数、成長の度合いなどを確認しながら行います。

病院で使用される針にも種類があり太い針は痛みが出やすく、一度に多くの卵子を吸収することができます。
細い針は痛みが出にくく、うまく採卵できずに傷がつきやすいそうです。
病院での使用する注射の針は病院毎に違うので、事前に確認しておくようにしましょう。
個人の子宮の形に個人差がありますので、痛みが不安なときは局所麻酔が使えないか病院に相談するようにしてくださいね。

麻酔なしで行うことがほとんどです。
あまり痛みを感じないという人もいれば、チクチクとした痛みを感じるという人もおり、痛みには個人差があるようです。

体外受精で採卵するときに使われる薬

体外受精には成長した卵子が必要です。
成長した卵子のために、事前に排卵を促す排卵誘発剤を使用されることが基本です。
薬には3種類あり、効果の度合いも種類によって変わります。

いかがでしたか?
採卵方法によって採卵数も異なるので、年齢や不妊治療の期間などを考えて医師と相談するようにしてくださいね。
自分にあった採卵法法を探すようにしてくださいね。

排卵誘発剤には、口から飲む「経口」と鼻に吹きかける「点鼻」、血液に直接入れる「注射」の3つの投与方法があります。
内服薬も注射も保険が適用されるのが基本なので、一気に高額な費用になることはありません。
内服薬は安価に使用できますが、注射では少し価格が上がります。
内服薬は500円程度で済みますが、注射は1回約400円~1,500円ほどです。
排卵誘発剤の注射を行う際に痛みには個人差があります。

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