赤ちゃんの頃の薄毛は遺伝によるもの?
このタイプの赤ちゃんは、前頭部から頭頂部にかけて髪の毛が一度休止期に入ってしまうためハゲているように見えますが、しばらく経つと新しい髪の毛がちゃんと生えてくるので大丈夫です。
これは新生児生理的脱毛と呼ばれています。
まず、赤ちゃんが生まれた時に生えている髪の毛はすべて産毛の状態です。
髪の毛も細く、柔らかいですよね。
この産毛は遅くとも生後6ヶ月までに生え変わるとされていて、6ヶ月を過ぎると徐々にしっかりとした丈夫な髪の毛になっていくようです。
ただし、赤ちゃんによっては、抜けながら生え変わるタイプの子はいつもフサフサに見えますが、産毛が全て抜けてからしばらくして生えてくるタイプの子は、一度髪の毛がごっそり抜けているように見えて親を心配させます。
生まれてすぐの赤ちゃんによって違う髪の毛の量。
薄毛の赤ちゃんもいればフサフサの子もいますが、中にはある日突然ごっそり髪の毛が抜けて心配になる経験をする親も多くいます。
髪の毛はどういう仕組みで生えてくるのでしょうか?
産後すぐの赤ちゃんの髪の毛
湿疹が原因で髪の毛が抜ける?
仰向けで寝ている赤ちゃんの後頭部の髪の毛が薄くなったり、ハゲているような状態になっていませんか?
これは乳児期後頭部脱毛と呼ばれていて、赤ちゃんの産毛が細く柔らかいために枕などでこすれた刺激によって抜けてしまうのが原因です。
一般的に生後2ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんによく見られる現象で、首が座り、起きている時間が長くなるにつれて自然と良くなってきます。
赤ちゃんの後頭部が薄毛になる理由
薄毛というのは親の遺伝も関係してくると考えられていますが、これは薄毛が遺伝するのではなく、薄毛になりやすい体質が遺伝するようです。
また、髪の毛の発育や本数は赤ちゃんがお腹の中にいる時に決まっていて、生え変わって髪の毛が本数が増えるのではなく、髪質がしっかりしてくることでフサフサに見えるようになります。
多くの赤ちゃんは1歳頃で薄毛が気にならなくなるようですよ。
大人の薄毛というのは遺伝、年齢、ストレスなどからによる生活習慣が原因となることが多いです。
これは赤ちゃんの頃の薄毛とは関係がありません。
赤ちゃんの頃の薄毛は時間が経ち成長とともに解消されていきますが、遺伝により将来が心配という親は多いと思います。
赤ちゃんの頃の薄毛と、大人になってからの薄毛というのはその髪質が違います。
将来に薄毛にならないか心配
赤ちゃんが脂漏性湿疹だった場合、髪の毛が抜けることがあるそうです。
これも生後3ヶ月〜4ヶ月で、脂漏性湿疹が治ればまた生えてくるので赤ちゃんの頃の薄毛や抜け毛に関しては心配しなくても良いようですよ。
おわりに
赤ちゃんの頃は柔らかい髪質だったのが硬くなったりと、成長によって変わるものです。
薄毛が気にならなくなるのは1歳頃というのが一般的なようですが、中には2歳、3歳になっても薄毛のままな子供もいます。
病気などではなく、健康に成長できていればいずれ解消される問題なので、気長に見守っていきましょう。