生理周期が規則的
排卵検査薬を使うタイミングは、自分の生理周期から決めると無駄が少なくなります。
生理周期が規則的か、不規則かで、使用タイミングが異なります。
排卵検査薬は不定期で使っても正しく排卵日を予測するのは困難です。
正しく予測するためには毎日使ってその変化を把握する必要があります。
いつから使い始めたらいいの?
「排卵検査薬」を知っていますか?
排卵検査薬は、排卵直前に起こるLHというホルモンの分泌の急上昇(LHサージ)を確認するものです。
一般的に、尿中のLH濃度の上昇が始まってから約36時間以内に排卵します。
排卵検査薬の陽性反応によってこのピーク時を知り排卵日を把握することができるんです。
排卵検査薬は、タイミング法で妊娠の確率を高めたい方、産み分けを挑戦したい方におすすめです。
今回は「排卵検査薬の使い方と活用法」についてご紹介します。
たとえば、過去の最も短い生理周期が26日間の場合、前回の生理が始まって9日目(26ー17=9)から排卵検査薬を使用します。どれくらい生理周期にバラつきがあるか次第ですが、早ければ数日、遅いと10日程度で陽性反応が現れると考えられます。
28日間の場合は前回生理開始から11日目です。
生理周期が不規則の場合、次回生理開始日を予測するのは難しいですよね。
そこで、過去の生理周期で最も短い日数で来ると仮定して、その生理予定日の17日前から排卵検査薬を使用してみましょう。
生理周期が不規則
一般的に、次回生理開始予定日の14日前ごろに排卵日がくるので、次回生理開始予定日の17日前から排卵検査薬を使い始めると数日以内には陽性反応が現れます。
確実に把握したいときは20日前頃、つまり、生理が終わったあとくらいから使い始めましょう。
いつからいつまで使うの?
排卵検査薬を1回使っただけでは排卵日はわからないと思います。
実際に排卵検査薬を使ってみるとわかりますが、「これは陽性なの?陰性なの?」と判断がつかない場合が多いです。
排卵検査薬を数日にわたって使用し、写真などで記録を取っておいてください。
そうすると、検査結果の比較が容易になります。
たとえその月に妊娠しなくても、来月のための知識となり、さらに妊娠する可能性が高まるはずです!
排卵検査薬は、排卵の直前に起こる「黄体形成ホルモン」の分泌を検知します。
「そろそろ排卵日が近いかな」という時期に使い始め、 排卵日のピーク(=強い反応が出る日)を探します。
強い陽性反応が出たら、その日からの3日間に性交渉をもつと、高い確率で子供を授かることができるんです。
排卵検査薬の使い方
ただし、さらに短い期間で排卵が起こらないとも限らないので注意が必要です。
尿をかけて測定する排卵日検査薬は、妊娠検査薬にかたちも使い方もよく似ています。
1箱に複数入っているものなどがあり、排卵が起こるまで検査をします。
排卵日検査薬の本体の採尿部に直接尿を5秒ほどかけるか、紙コップなどを使って採尿部をつけてしみ込ませます。
5~10分ほど時間をおいて、検査結果が出るのを待ちます
気になる検査方法は?
月経の周期が24日の方なら、だいたい生理が終わって7日後から検査を開始します。
月経の周期が28日の方なら、生理が終わってだいたい11日後から検査を開始します。
基礎体温を計ると排卵の起こる前を知ることができるので、排卵検査薬と併用して使用すると、使用するタイミングがわかりやすいです。
排卵日検査薬の種類によっても違いがありますが、尿がちゃんとかかっているか確認のラインが出ます。
ちゃんとラインが出ないと検査ができていません。
.判定の仕方・方法はどうするの?
尿がちゃんとかかっていることが確認できたら、結果を待ちます。
陰性は排卵がまだおこらないということなので、陽性にラインがでるまで検査を続ける必要があるようです。
使用する排卵検査薬によって、多少使用方法に違いがあるので従うようにしてくださいね。
排卵検査薬の使用上の注意点
排卵検査薬の検査結果の見方は、「コントロールライン」と「テスト結果ライン」と呼ばれる2本のラインを見分ける必要があります。その両方にはっきりとした2本の縦線が現れたら「陽性」で、コントロールラインだけに線が現れたら「陰性」です。
コントロールラインに線が現れていない場合は、エラーを意味しているのでもう一度検査をする必要があります。
陽性・陰性の見方は?
排卵日検査薬は、そろそろ排卵しますということを予測するものなので、必ずしも排卵がおこるとはいいきれません。
排卵日検査薬で陽性反応がでても、基礎体温は低温期のままのときもありますし、またその逆のパターンも…。
・ 毎日の検査時間帯を変えない
・ 直射日光・湿気は厳禁
・ 保存温度は4~30度以内にする
・ 再利用はしない
※ 商品によって使用上の注意は異なる場合があるので、それぞれで必ずご確認ください。
そのほか、生理周期が不規則な人は次回生理開始予定日がわかりづらい、大量の水分を摂取すると尿中のLH濃度が低下してしまうといった問題も。
また、既に妊娠しているときや流産・人工妊娠中絶をした場合、不妊治療で薬物療法を行っている場合などは陽性が現れることがあるので注意してください。
できるだけ早く妊娠を目指すのであれば、排卵検査薬は必需品と言っても過言ではないです!
妊娠率を高められる方法として、不妊治療のクリニックでもよく最初に勧められる方法です。
タイミングを見計らっても妊娠できないようなら不妊の可能性を疑って早めに検査を受けることもできます。
排卵検査薬にも色々な種類がありますので、自分にあったものを見つけて妊娠に向けた第一歩を踏み出してくださいね。