妊娠中にどのくらい食べても良い?
日本人は海藻を食べる機会が多いので、ヨウ素不足よりも過剰摂取になっていないかあどうかを気にした方がいいでしょう。
でも、どのくらいの量を摂ると過剰摂取になるのでしょうか?
しかし、妊娠中や授乳中にヨウ素を過剰摂取すると、赤ちゃんに甲状腺機能低下が現れるとも言われています。
妊娠中にママのヨウ素摂取量が不足すると、胎児に甲状腺の機能障害を引き起こす可能性もあります。
なので、妊娠中にヨウ素を摂取するのは大切なことです。
昆布やワカメには甲状腺ホルモンを合成するのに欠かせない栄養素である「ヨウ素(ヨード)」というミネラルが含まれています。
この甲状腺ホルモンは、胎児の脳や骨などの発育に欠かせないものです。
妊娠中は昆布やワカメを食べてはいけない!?
海藻以外にヨウ素を含む食材
普段の食事で昆布やワカメを食べる分には、耐用上限を超えてしまうことはないようです。
しかし、毎日たくさん食べたり他の食材でヨウ素を摂っていたりする場合には、一度見直して見るようにしましょう。
・乾燥昆布 5g: 約12,000μg
・水戻しわかめ 10g: 約190μg
・昆布の佃煮 15g: 約1,650μg
・焼き海苔 大1枚: 約20μg
妊娠中の女性が1日に摂取できるヨウ素の推定平均必要量は170μgだとされています。
また、耐用上限量は2,000μgです。
でも、この数字を見てもイマイチぴんと来ませんよね?
そこで、海藻類のヨウ素量をまとめてご紹介いたしますので、参考にしてみて下さい。
気をつけるポイントは?
【ヨウ素を含む食材】
真ダラ、あわび、スケトウダラ、たらこ、さざえ、ししゃも、かき、あさり、かつお節、ポテトチップス、脱脂粉乳、卵黄、生芋こんにゃくなど
昆布やワカメなどの海藻を食べすぎないように気をつけていても、他の食材でヨウ素を取りすぎてしまったら意味はありません。
そこで、どんな食材にヨウ素が含まれているのはを知っておくことが大切です。
食事全体で見て、ヨウ素を取りすぎていないかを確認して、調整するようにしましょう。
昆布やワカメ以外の海藻にもヨウ素は含まれているので、取りすぎないようにしましょう。
実は、昆布そのものを食べていなくても、昆布だしにもヨウ素が含まれています。
複合調味料、あわせ調味料、ドレッシングなどにも昆布だしが含まれていることが多いので、商品の表示を確認しながら選ぶようにしましょう。
ヨウ素の過剰摂取には注意が必要ですが、普段の食生活で問題になるほど大量に摂っていることは殆どありません。
母体に問題がなければ胎児への影響もない場合が多く、心配しすぎる必要はありませんよ。
まとめ
とろろ昆布やところてんなども、海藻類だと言うことを見落としがちなので、注意してくださいね。
妊娠中は自分の健康だけでなく、おなかの胎児の健康な成長にも気を配る必要があります。
特定の栄養素だけに注意するのではなく、全体を考えてバランスの良い食生活を送るように心がけておいてくださいね。