母乳の勢いが強過ぎる
赤ちゃんも大人と同様に「食べ過ぎ」を起こすことがあります。
ミルクの量が多いときや、回数が普段より多いときによく起こるようです。
特に新生児の場合は、「満腹感」がまだわかっていないので、許容量をオーバーしてしまい、飲み過ぎてしまうようです。
ミルクの量が多い
赤ちゃんは、身体の機能が未発達であるため、元から吐きやすい状態です。
吐いても体調や機嫌が変わらず、元気のようであるなら病気ではありません。心配する必要はありませんよ。
赤ちゃんが吐き戻す原因は以下の通りです。
赤ちゃんが吐き戻す原因は?
げっぷをさせようとして急に体勢を変えると、吐き出すことがあります。
赤ちゃんは身体の機能が未発達なため、少し動いただけでも逆流してしまうのです。
急に体勢を変えた
ミルクや母乳を飲むとき、たくさんの空気も一緒に吸い込んでしまいます。
赤ちゃんは、胃の筋肉が弱いため、自力で空気を出すことができないため、胃の中の空気が気管から口へ逆流してしまい、ミルクや母乳も一緒に吐き出してしまうのです。
うまくげっぷをさせてあげると、吐くことも少なくなりますよ。
げっぷが出ていない
母乳の勢いが強すぎる場合は、赤ちゃんが飲みこむタイミングが合せることができずに、咽せてしまい、吐き戻してしまうこともあります。
授乳間隔が開くと母乳量が増えてしまい、勢いよく出てしまうことがあるので注意しましょう。
一般的に、生後6~7ヵ月あたりの赤ちゃんが自分でお座りができるようになる頃まで続くとされています。
お座りができるようになると重力がミルクや母乳を胃に留めてくれるようになるので、吐き戻しをしなくなりますよ。
いつまで続くの?
何か胃や腸に関する病気胃や腸に関する病気にかかっているのかもしれません。
赤ちゃんは吐きやすいので、吐くこと自体には問題は特にないのですが、噴水のように勢いよく、大量に吐いたときは「幽門狭窄症」という消化器の病気である可能性が極めて高いです。
幽門狭窄症は、胃の出口部分が肥大してしまって、ミルクや母乳が腸へ移動することができず、胃の用量を超えてしまうため、噴水のように勢いよく吐き出してしまうのです。症状によっては手術を必要とするので、早期に病院を受診しましょう。
消化器系の病気や風邪
赤ちゃんが吐き戻しをしたときの対処法
量を調整する
赤ちゃんはもともと吐きやすいので、吐き戻しは仕方がないのですが、急に吐き戻されたらビックリしてしまいますよね。
ビックリしてしまいますが、赤ちゃんが吐き戻してしまったら上手に、落ち着いて対処してあげれるようになりましょう。
病気以外の理由で赤ちゃんが吐き戻したときの対処法は以下の通りです。
授乳前に母乳を搾る
吐かずに満腹感を得られる授乳時間を計測して、その時間を目安に授乳をしてあげましょう。
母乳育児の場合、赤ちゃんの吸う母乳の量は毎回違うので、時間を目安にしてくださいね。
ミルクの場合は、最初は少なめに与えるようにして、徐々にミルクの量を増やすようにしてくださいね。
母乳が勢いよく出すぎないよう、授乳前に搾り出しておきましょう。
前もって搾っておくことで、赤ちゃんにちょうどいい勢いで出るようになりますよ。
搾り過ぎると、おっぱいが足りないと判断してしまい、さらに母乳を作り出してしまうので、軽く搾るようにしてくださいね。
げっぷを出してあげる
いかがでしたか?
量やタイミングを図る等をして、赤ちゃんが吐く負担を少しでも減らしてあげてくださいね。
成長すれば吐き戻しはなくなるので、「吐き戻すのも今だけ」と思い、余裕を持って対処してあげてくださいね。
母乳、ミルク関係なく、授乳後には必ずげっぷを出してあげてくださいね。
げっぷをさせるときに一緒に吐き出す可能性があるので、ガーゼやハンカチを肩に置いてげっぷを出してあげましょう。