2017.02.06 Mon 更新

赤ちゃんにたんこぶが出来た!たんこぶの特徴と対処法

赤ちゃんは動けるようになると、思いかげないところにぶつかったり、歩くことで転んだりしてしまい、頭やおでこをぶつけてしまいます。そしてできるのが「たんこぶ」。たんこぶができると病院に連れていくべきかと心配になりますよね。たんこぶができたら時に見るポイントと注意点をまとめました。

たんこぶと言えばボコッと膨らんだかたいイメージをされがちです。
しかし、かたくならずに、ぶよぶよしたたんこぶができるこがあります。
触ると氷枕を押した時のような感触の柔らかいたんこぶです。
これを「帽状腱膜下血腫(ぼうじょうけんまくかけっしゅ)」といい、帽状腱膜とは頭皮の下にあり、頭蓋骨を帽子のように包んでいる組織の事を言います。

ぶよぶよたんこぶは危険?

頭部は他の場所と異なり、筋肉や脂肪が少なく毛細血管が集まっているので、少し打っただけでも血管が切れやすく出血が多いためたんこぶもよくできます。
腕や足にはぶつけても皮膚の下に血液やリンパ液が流れ出るスペースがあるため、溜まることがなく「青あざ」となります。
たんこぶが治る際に、たんこぶの中に溜まっていた血液やリンパ液は血管の中に戻されていきます。

たんこぶとは、皮下血腫のことを言います。
頭やおでこを強く打った時に、硬い頭蓋骨と皮膚の間で細い血管が避けてしまい出血したことで、行き場のない血液やリンパ液が溜まって膨れ上がります。
このようにできたものをたんこぶと言います。

たんこぶの原因とは

赤ちゃんの様子から病院を受診しない判断した場合には自宅での処置が必要になりますし、病院で心配ないと言われた場合も、治るまでは自宅でのケアが必要になります。
赤ちゃんにたんこぶができた際の参考にしてください。

赤ちゃんのたんこぶの処置

この場合はすぐに病院を受診しましょう。
脳に異常がなければ心配はいりません。
このたんこぶも数週間で徐々に吸収され元に戻ります。

大きな外力が頭皮にかかると、帽状腱膜と骨膜の間に出血した血液が溜まってしまいます。
頭には小さな血管がたくさんあるため、血液が固まることなくどんどんと流れ出てこぶしくらいの大きさに膨れ上がることもあります。
ぶつけた部分を触るとへこみを感じたり、ぶよぶよとしていたり、頭の形がたんこぶにより大きく変形していたりすると心配でたまりませんよね。

化膿してしまうといけないので消毒をします。

止血ができたら消毒

清潔なガーゼで軽く圧迫して止血をします。

外傷がある場合はまず止血

冷やす

赤ちゃんのたんこぶには「熱さまシート」

冷やすことで血管を収縮させ出血をおさえ、たんこぶの大きくなることを防ぎます。

安静にしておきたいけれどじっとしていてはくれないのが赤ちゃんです。
熱さまシートは冷えすぎることがなく、数時間貼っておくことができるので便利です。
なければ保冷剤や氷のうなどを使いますが、あまりに冷たいと赤ちゃんがビックリして嫌がるので、直接当てないようにしましょう。
また、凍傷になることもあるので冷やし続けず、冷やして、離して時間を置いたらまた冷やすようにしましょう。

頭を強打してたんこぶができている場合は、2日間くらいはお風呂に入れることは避けましょう。
お風呂に入ることで冷やして収縮していた血管を体が温まったことで代謝が良くなり血流を促進してしまいます。
もし脳内で内出血している場合出血量を増やしてしまいます。
最低でも頭を強打した当日はお風呂に入らず、体を拭いてあげるだけにします。

たんこぶができた日にお風呂は入れるべき?

赤ちゃんのたんこぶは治るまでどのくらいかかる?

赤ちゃんのたんこぶはなかなか治りません。
個人差はありますが、ぶよぶよの柔らかいたんこぶの場合は約1ヶ月程度で腫れがひくでしょう。
赤いたんこぶが青くなり、だんだんと黄色っぽくなってやがて消えます。
1ヶ月経っても腫れが治まらず、硬いようであれば血液が凝固している可能性もあるので、病院を受診しましょう。

赤ちゃんは「転んだら痛い」と理解をすると少しぶつかっただけでは泣かないようにもなります。
赤ちゃんの動ける範囲に危ない物を置かない、段差を減らすなど予防対策をとりながら、赤ちゃんの成長を温かく見守りましょう。
そしてたんこぶができてしまった場合は適切な処置と観察をすることで対処することが大切です。

さいごに

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