吐き気がある場合
ひどい咳を出ていると、胃に強い力が加わってしまいます。
子どもの胃は大人に比べて未発達でデリケートなので、胃に強い力が加わっただけで吐いてしまいます。
また、痰が絡んだ咳の場合、子どもは上手に痰を出すことができないので、痰を出そうとして咳をしすぎてしまって、痰と一緒に嘔吐してしまいます。
子どもがひどい咳や痰が出て嘔吐する原因で考えられる病気は、「気管支炎」「気管支喘息」「百日咳」があります。
ひどい咳や痰が出ている場合
子どもが苦し気に咳き込んで吐いてしまうこともありますが、それは胃腸炎なのか咳が原因で吐いてしまうのか、分かりませんよね。
まず、原因を知って落ち着いて対処できるよう、原因を知っておきましょう。
子どもが咳き込みながら吐いてしまう原因は以下の通りです。
子どもが咳き込みながら吐いてしまう原因
咳き込んで嘔吐するときの対処法は?
咳き込んで嘔吐した場合、顔色が良く元気があって、食欲もいつも通りのようでしたら、しばらく様子を見るようにしてくださいね。
咳や嘔吐は、異物を体外に出そうとする防衛反応なので、自己判断で市販の咳止めや吐き気止めを飲ませないようにしてください。
病気の疑いがある場合は、受診をするようにしましょう。
子どもが嘔吐した場合、落ち着いて子どもの様子をしっかり観察するようにしてくださいね。
病院に行くべき?
必ず咳き込んだ直後に吐くとは限りません。咳をせずに急に吐くこともあります。
強い吐き気によって嘔吐する原因で考えられる病気は、「胃腸炎」「髄膜炎」があります。
適度な湿度を保つ
空気中に舞っているホコリや花粉は赤ちゃんにとって天敵です。
このホコリや花粉等を吸引すると、咳が悪化してしまうことがあるので、こまめに掃除したり空気清浄機を使用したりして、部屋の空気をキレイにしましょう。
部屋の空気をキレイにする
子どもに嘔吐が見られた場合、病気であろうとなかろうと自宅でのケアが重要になっていきます。
しっかりと子どもをサポートしてあげてくださいね。咳き込んで嘔吐したときの対処法は以下の通りです。
室内が乾燥していると、喉の粘膜も乾いてしまい、咳を誘発する原因に。
加湿器を利用したり、洗濯物を部屋に干したりして、湿度を保つようにして部屋の乾燥を予防しましょう。
室内の湿度は40〜60%を目安に保つようにしてくださいね。
水分をこまめに摂取する
子どもが何か感染症にかかっている場合、嘔吐物や便がついたおむつを処理するときには二次感染を防ぐために使い捨ての手袋をつけて処理するようにしてくださいね。また、手洗いもしっかりと行うようにしてくださいね。
タオルの共有は避けて、使うタオルは別けて使うようにしてください。
感染予防をする
安静時の姿勢を変える
吐き続けていると身体の水分が失われてしまうので、脱水症状になる危険性があります。
水分を摂取しすぎていると痰が絡んでしまい、咳が悪化してしまうことも…。
咳がひどすぎて上手に水分を飲み込むことができない場合は、スプーン等を使って少量ずつ飲ませてあげてくださいね。
クッションや折りたたんだタオルを枕の下に入れて、上半身を起こしてあげておくと、呼吸が楽になりますよ。
寝ているときに吐いても嘔吐物が気管に詰まらないように身体を横向きにしてあげてくださいね。
嘔吐がひどいときは食事を控える
いかがでしたか?
子どもが吐いてしまうとビックリして慌ててしまいますが、そんな時こそ落ち着いて対処をしましょう。
咳や嘔吐とは別の症状が見られた場合は、病気にかかっている可能性が高いので、早めに小児科を受診するようにしてくださいね。
嘔吐がひどいのに食事をしていると、さらに嘔吐を招いてしまう危険性があります。
嘔吐したら30〜2時間は食事を控えるようにしてくださいね。
嘔吐してもまずは水分を摂取して、おかゆ等の消化の良いものを少しずつ食べさせてあげてくださいね。