味付けに使える調味料
赤ちゃんの舌には、人間の舌にある味を知るための感覚器官「味蕾」が、大人の1.3倍あると言われています。
赤ちゃんは味にとても敏感でデリケートなため、調味料を使っていない薄味の食べ物で十分に味を感じることができるのです。
上記でも書いてあるように、基本的に味付けは必要ありません。
離乳食が始まってしばらくの間は、素材の味を知ってもらわないといけないので、基本的に調味料での味付けはしません。
離乳食に味付けしてもいい?
塩
使用する際は、ミネラルが豊富なきび砂糖を選ぶようにしてくださいね。
白砂糖や上白糖は加工された砂糖なので、使用は控えるようにしてくださいね。
様々な食品に含まれている砂糖は、摂りすぎるといけないので調味料としての使用は控えるようにしましょう。
離乳食中期である生後7〜8ヵ月以降に風味づけ程度に使用するようにしましょう。
調味料を使わずに甘みを足す場合、かぼちゃやさつまいも、煮たリンゴを混ぜてみたり、砂糖の代わりにきな粉を代用して使うようにしてくださいね。
砂糖
離乳食初期である生後5〜6ヵ月頃は、離乳食をなるべく使わないようにしましょう。
離乳食中期である生後7〜8ヵ月以降は、風味づけ程度になってしまいますが、刺激が弱い調味料を使うことができるようになります。
味付けに使える調味料は以下の通りです。
しょうゆ
離乳食中期である生後7〜8ヵ月以降に小さじ1/4程度なら使用しても大丈夫です。
バターは油から作られているため、量には気をつけてくださいね。
また、通常のバターは塩分過多になってしまうので、無塩バターを選び、使用するようにしましょう。
バター
赤ちゃんの未発達な腎臓に負担をかけるので、塩は基本的に使用しません。
どうしても使用しなければいけない場合、中期の生後7ヶ月以降で、1回の食事に0.1g程度使用するようにしてください。
生後9ヵ月は0.2g、1歳は0.4〜0.6g程度で少しずつ増やしていくようにしましょう。
使用する塩の量はかなり少なく抑えることが重要なので、気をつけてくださいね。
しょうゆは塩分濃度の高い調味料です。塩と同じく、離乳食初期で使用しないようにしてくださいね。
どうしても使用しなければいけない場合、中期の生後7ヶ月以降で、1回の食事に小さじ1/6程度、生後9ヵ月は小さじ1/3、1歳は小さじ2/3程度使用するようにいしてください。少しずつ増やしていってくださいね。
マヨネーズ
大人から子どもまで幅広く人気のある調味料ケチャップは、味がかなり濃い調味料です。
使う量には注意するようにしてください。
離乳食中期である生後7〜8ヵ月以降に、ごく少量から使うようにしてくださいね。
ケチャップ
いかがでしたか?
大きくなってから、偏食や好き嫌い、さらに大人になってからの生活習慣病を避けるためにも、離乳食期は薄味を心がけましょう。
離乳食期の味付けやコツをつかみ、赤ちゃんと一緒に離乳食を楽しむようにしてくださいね。
マヨネーズには卵が含まれているので、卵アレルギーがある赤ちゃんには使わないようにしてください。
卵はアレルギーが出やすい食べ物なので、注意深く確認してくださいね。
アレルギーの心配がないと分かったら、離乳食後期である生後9〜11ヵ月以降に、ごく少量から使うようにしましょう。