母乳は赤ちゃんの免疫効果を高めてくれるものですが、飲むだけでなく、肌に塗っても空気中のウイルスや雑菌などをガードしてくれるという効果もあるようです。
石鹸として使うことで肌を保湿しながら、雑菌からも守ってくれるのが母乳石鹸の人気の秘密のようです。
なぜ母乳で石鹸を作るのでしょうか。
母乳というのは保湿効果が高いことが知られていて、乾燥した季節にママや赤ちゃんのお肌を乾燥から守るのにとても良いとされています。
また、赤ちゃんの湿疹や敏感肌にも効果的であることも評価されているポイントです。
母乳の効果
母乳を使って作る母乳石鹸は、ママの母乳が出る約1年間という期間限定の特別なものです。
せっかく母乳が出るのだからと、残った分を捨てるのはもったいないということで、母乳石鹸作りを始めるママは多いようです。
しかし、母乳石鹸を完全に一から手作りするのは少々危険を伴うので、事前に色々と情報を入手しておくことが大切です。
母乳石鹸は簡単に作れる?
・母乳:20〜30cc
・石鹸素地:100g
・クッキーの型抜きなど、形を整えるもの
材料(2〜3個分)
では実際に母乳石鹸を作り方を紹介していきます。
母乳石鹸の作り方
とはいえ、母乳石鹸とはいえ、元は母乳で、体液、血液が元となっています。
人によっては気持ち悪い、受け付けられないと感じるので、誰彼構わず周りにオススメしない方が良いかもしれません。
自分で使う為に作るということを念頭に置いておきましょう。
作り方
これらを入れることで、石鹸の香りも良くお肌もツルツルになりますよ。
ママ用に別で作ることをオススメします。
・精油:10滴
・はちみつ、又は植物オイル:小さじ1杯
また、2歳未満の赤ちゃんに使用するのは控えた方がいいですが、
1:ビニール袋に100gの石鹸素地を入れておく
2:母乳を湯煎にかけて5分ほど温める
3:ビニール袋に湯煎した母乳を入れ、よく揉み込む
4:耳たぶくらいの固さまでになったら、精油や植物オイル等を加える
5:よく混ざったら、ラップを敷いた上に型抜きを置き、石鹸を押し込んで型を取る
6:形が崩れないようになったら型を外し、風通しの良い場所で4〜5日乾燥させる
母乳石鹸作りにおける注意点
以上で完成です。
意外なほど簡単ではないですか?
また、母乳は本来赤ちゃんの大切な栄養源です。
母乳石鹸を作るために使う母乳は、赤ちゃんの授乳に差し障りがないように搾乳するようにしましょう。
おっぱいが張りすぎたり、乳腺を詰まらせないように搾乳して本来捨てるものだった母乳を使用するようにしましょう。
今回は、石鹸素地を元に母乳石鹸を作りましたが、中には1から作ってみたいと思うママもいるかもしれません。
始めから石鹸を作るには、材料に苛性ソーダが必要になりますが、この苛性ソーダは薬事法で劇薬に指定されています。
薬局で販売されていますが、始めての時は苛性ソーダの扱いに慣れている人がいる石鹸作りのワークショップに参加するなどして、取り扱いについて学んでからにしましょう。