練った薬を指ですくい、赤ちゃんの頬の内側か上顎に塗ります。
何故、舌ではなく、頬の内側か上顎なのかと言うと、舌の上に薬を乗せてると、薬を吐き出してしまうことがあるからです。
吐き出しづらく、飲み込みやすい頬の内側か上顎に塗ってくださいね。
唾液と一緒に薬が溶けていきますよ。
まず最初に試してほしい方法です。
粉薬を小さめのお皿に取り出し、スポイトや指を使って、薬の上に水を2、3滴垂らしましょう。
清潔な指で薬と水を馴染ませ、耳たぶくらいの硬さになるまで練りましょう。
水が多すぎると垂れて飲ませにくくなるので、水は少ないかな?とちょっと疑問になるくらいの量で大丈夫です。
練り薬にする
赤ちゃんは美味しくない苦い粉薬を飲みたがらず、嫌がることがほとんどです。
赤ちゃんや子どもへの粉薬の飲ませ方はいくつかあるので、色々な方法を試してみてくださいね。
赤ちゃんが粉薬を飲まないときの対処法は以下の通りです。
赤ちゃんが粉薬を飲まないときの対処法
ゼリーだけでなく、アイスクリームにかけましょう。
アイスクリームやヨーグルトにかける場合は、薬をきちんと混ぜるようにしてください。
かけて与えると、粉が付いた部分から薬の味がして嫌がることがあるので、できるだけ薬の味が分からないように混ぜましょう。
アイスクリームに混ぜる
赤ちゃんの好物であるゼリーにかけて飲ませる方法です。
ゼリーの食感で薬の存在をごまかし、好きなものに混ぜて与えて飲みやすくします。
赤ちゃんは私達が思っている以上に敏感なので、いつもと違うと分かると、好きなものでも拒否することがあります。
そのときは薬を混ぜていないゼリーを少し与えてから薬を混ぜたゼリーを食べさせてください。
薬を混ぜたゼリーを少し与えたら、薬を混ぜていないゼリーを与える、というのを繰り返してください。
ゼリーにかける
ですが、塗ったまま放置はしないでください。
塗ったら湯冷ましや麦茶などを飲ませてあげてください。
ミルクに薬を混ぜる人もいますが、薬の味が原因でミルク嫌いになってしまう可能性があるので、なるべく避けるようにしましょう。
また、ゼリーにかけて飲ませる時に、注意したいのが「薬の種類」です。
与える薬が「抗菌薬」だった場合、ゼリーの味が少し変わってしまいます。
ゼリーそのものを食べなくなってしまう可能性もあります。
何かに混ぜて飲ませる方法を紹介しましたが、このような飲ませ方をする場合、事前にかかりつけの医師や薬剤師に確認をとってから飲ませてください。
特定の食べ物と一緒に摂取することで、吸収率が下がってしまう薬もあるので、注意が必要です。
薬の苦みをさらに強調してしまうこともあるので、こちらにも注意してくださいね。
赤ちゃんへ粉薬の飲ませるときに注意したいこと
いかがでしたか?
小児用の薬は大人よりも飲みやすい味ですが、赤ちゃんからしてみると飲み難いものです。
粉薬をどうしても飲んでくれないときは、同じ効き目のある薬であればシロップ薬や座薬等に変えてもらえるよう、かかりつけの医師や薬剤師に相談してみてくださいね。