国が接種を勧めるもので、予防接種法に基づいて決められた期間内に摂取すれば無料で受けることが出来ます。
定期予防接種を期間内に受けることができなかった場合には、任意予防接種と同じ扱いで有料で受けることが出来ます。
定期予防接種
予防接種には大きく分けて「定期予防接種」と「任意予防接種」の2つがあります。
この違いを詳しく見ていきましょう。
予防接種は、ワクチンを投与することによって特定の病気に対する免疫をつける行為を言います。
赤ちゃんは生まれてすぐにはあらゆるものに免疫を持っておらず、様々な病気にかかるリスクがあります。
病気にななりにくくしたり、かかってしまった場合に症状を軽くしたりするために、予防接種をうけてリスクを軽減するのです。
そもそも任意予防接種って?
任意予防接種にかかる費用は?
小さなうちからたくさんのワクチンを受けると、赤ちゃんに何か影響があるのではないかと心配になるかもしれません。
しかし、同時接種の安全性やワクチンの効果についてもWHO(世界保健機関)
は問題がないとしています。
任意予防接種を受けるかどうかは親の判断になりますが、基本的には受けたほうがいいものだと考えてください。
医師と相談しながらどの時期にどんな予防接種を受けるのかを決め、赤ちゃんが危険な病気に感染しないように予防してあげましょう。
その病気にかかりやすい時期より前に、予防接種を受けておくことで病気を予防することが出来るので、病院にかかる回数も減らすことが出来ます。
定期予防接種以外のものを任意予防接種とよびます。
任意予防接種は有料ですが、自治体によっては費用の助成を受けられたり無料になったりすることもありますので、お住いの自治体に確認してみましょう。
任意予防接種
回数:3回
費用:1回あたり6,000~10,000円
推奨年齢:初回は1歳を過ぎてから
A型肝炎ワクチン
任意予防接種にはたくさんの種類がありますが、そのなかでも子どもが小学校に入学するまでの時期に受けておいたほうがいいものの内容や費用をご紹介いたします。
A型肝炎ウイルスへの感染を防ぐワクチンです。
1回目の接種から2〜4週間後に2回めの接種を行います。
1回めの接種から24週程度経過した後に3回目の接種を行います。
A型肝炎ワクチンの接種は、WHOでも推奨されています。
感染すると激しい嘔吐や下痢を引き起こし、重症化すると脳炎が起こり死亡する危険性もある、ロタウイルス胃腸炎を予防するワクチンです。
経口摂取のワクチンで、その種類によって1ヶ月間隔を置いて2回または3回受けます。
回数:2回または3回
費用:1回あたり8,000~15,000円
推奨年齢:初回は生後8週〜生後14週6日
ロタウイルスワクチン
回数:1回または2回
費用:1回あたり2,000~3,000円
推奨年齢:初回は生後6ヶ月を過ぎてから
インフルエンザワクチン
インフルエンザは赤ちゃんが感染すると重唱しやすく、熱性けいれんなどの可能性もあることから特に推奨されている予防接種です。
シーズンごとに流行するインフルエンザの方が異なるため、毎年接種をする必要があります。
13歳未満の子どもの場合には、十分な免疫を作るために2回接種をする必要があります。
おたふく風邪ワクチン
まとめ
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の原因となる「ムンプスウイルス」への感染を予防するためのワクチンです。
4〜5歳くらいの子どもがかかりやすいと言われており、保育園や幼稚園などの集団生活の中で発症者がいると、一気に感染拡大してしまう可能性がありますので、入園の前に予防接種を受けておくようにしましょう。
回数:2回
費用:1回あたり5,000~7,000円
推奨年齢:初回は1歳を過ぎてから
任意予防接種は、危険な万が一病気に感染してしまうのを防いでくれます。
ワクチンを接種することで100%病気を予防できるものではありませんが、発症したときにも重症化するのを防いでくれますので、かかりつけの医師と相談しながら接種を受けてくださいね。