1.胸全体が張った感じがする
2.乳首の周りに違和感がある
3.乳首が衣服などに触れる度に、痛む
4.張りだけでなく、かゆみがある
妊娠初期の症状として、胸の張りを訴える方は少なくありません。
生理中の胸の張り同様、次のような症状が見られます。
妊娠初期の胸の張り
今回は、妊娠初期症状として経験する方の多い「胸の張りの原因とマタニティーブラジャー」についてご紹介します。
生理前の症状と似ているのでまぎらわしいのですが、妊娠超初期症状の症状に「胸が張る」という症状があります。
また、胸が張るだけでなく、痛みをともなったり、かゆみを感じたりすることもあります。
胸が張ってブラジャーがつけられないなんて方も…
妊娠したことにより女性ホルモンが急激に増加します。
その女性ホルモンの影響によって、母乳が作られる乳腺組織や母乳の通る乳管が発達して、胸の張りや、痛みといった体の変化が現れます。
原因を一言で言えば、「お母さんになるために体が準備しているから」ですね。
妊娠初期症状の胸の張りの原因は?
一般的に生理中の胸の張りとは少し異なることが多いようです。
もちろんあまり変わりないと感じる方もいますが、大半の方は月経時より胸の張りが強く表れます。
等の症状があります。
妊娠初期だけでなく、妊娠中期や妊娠後期にも見られる症状ですが、人によって胸の張り方は異なります。
生理中の胸の張りと似ていると言う方もいます。
残念ながら、妊娠初期の胸の張りを自体を抑える方法はこれといってありません。
妊娠初期の胸の張りは特に心配する必要がありませんので、何もしないで胸の張りが収まるのを待ちましょう。
ですが、胸が張って痛いというときは、少しでも痛みを緩和させることはできます。
以下に痛みを緩和させる方法を紹介します。
妊娠初期の胸の張りを抑える方法
妊娠初期症状の胸の張りや痛みがなくなる期間には個人差がかなりあります。
つわりが軽くなった時期と同時期に、胸の痛みが気にならなくなったという妊婦さんが多いようです。
しかし、妊娠後期から出産に向けて胸は大きくなり、張りを感じることが多くなります。
妊娠初期症状の胸の張りや痛みは、生理のときの症状ととても似ているため感じ方だけで見分けるのは非常に難しいといわれています。
生理前の胸の張りや痛みは、早い人だと着床後すぐ、生理予定日の1週間ぐらい前から始まるそうです。
その張りや痛みが生理予定日を過ぎても継続した場合は妊娠初期症状による胸の張りや痛みを疑ってみるといいかもしれません。
妊娠初期症状の胸の張りや痛みはいつから始まっていつまで続くの?
体(特に胸)を温め過ぎない
乳房や乳頭部分は、特にデリケートな部分ですので、痛みがあったとしても刺激を与えるようなことは逆効果となります。
炎症を起こす可能性も考えられますので、痛みのひどい時には冷たいタオルで胸全体を冷やしましょう。
痛みが和らぐ程度まで冷やします。ですが、必要以上の冷やしすぎには注意しましょう。
胸を冷やす
胸の張りは、入浴などで体を温めることで、張りが強くなることがあります。
張りが激しい、痛みが酷い時には暑い湯船につかることは避け、温めのお風呂に浸かる程度にしましょう。
また、シャワーで済ませるのも、胸の張りを悪化させない方法です。
胸の張り、特に痛みを感じる場合には、衣服に擦れたり、入浴中、体を洗ったりするだけで、辛いものです。
少しでも症状を軽くするためにも、まずはブラジャーやアンダーウェアに気を配ってみましょう。
マタニティーブラジャーというマタニティ専用のブラジャーもあります。
以下で詳しく紹介します。
痛みを和らげるアンダーウェアを選ぶ
マタニティーブラジャー
サイズだけでなく形も変わる!
妊娠初期はあまり体のサイズは変化しませんが、胸は別です。
個人差がありますが、胸が張ってサイズがアップします。
胸が張ってブラジャーをするのが辛い…。そんなことも多々あります。
そうなると必要になってくるのがマタニティブラジャーです!
妊娠してから産後しばらくまでの間、女性の身体のサイズは著しく変化します。
特にウエストとバストは、個人差こそあれ、確実にサイズアップします。
普段のブラジャーは比較的カップが浅く、締め付けも強くて見た目を重視した作りとなっています。
これでは胸を押さえつけて乳腺の発達を妨げることになり、産後おっぱいの出が悪くなることもあるのです。
それならいっそブラジャーなしの方が楽なのでは?という方もいらっしゃるかもしれせんが、ボリュームアップした妊婦の胸を支えるブラジャーは必需品です。
胸のサイズがアップすると言われると、普段のブラジャーをサイズアップするだけではダメなの?と思われる方もいらっしゃいます。
応急処置では可能ですが、できればマタニティ用ブラジャーの購入をおすすめします。
なぜなら、普通のブラジャーを大きくしただけでは、妊婦のバストにはしっかり対応できないからです。
ブラジャーなしでは大切なクーパー靭帯が切れてしまい、胸が垂れてしまいます。
ブラジャーは必ず着用しましょう!
つまり、胸のサイズがかなり変わるうえ、形まで変わっていくため、それに合ったマタニティブラジャーを購入する必要が出てくるわけですね。
さらに、産後は授乳ブラジャーとして活躍してくれるわけですから、無駄な買い物ではありません!
マタニティブラジャーにはお母さんに優しい工夫がいっぱい!
マタニティブラジャーは産前・産後それぞれに対して以下のような工夫がされています。
【産前】
1.乳腺の発達を妨げないようにする
2.乳頭の保護ができる
3.大きくなっていくバストを支え、バストが垂れるのを防ぐ
【産後】
1.授乳しやすくするための機能がつけられている
2.産後にバストが垂れるのを防ぐ
これらの工夫によって、産前・産後とも安心して使えるわけです。
できれば早めにマタニティブラジャーを使いましょう!
妊娠5カ月くらいになると胸の大きさがだいたい1カップくらいアップしますので、これくらいの時期を目安にマタニティブラに変える場合も多いのですが、胸の変化は妊娠初期から始まっています。
あなたが妊娠に気付いたばかりの時期でも、実はバストはすでに母乳を作るための準備をしているのです。
そのため、バストの変化を妨げたり、補整機能のある通常のブラジャーで締めつけたりすることが無いよう、できれば早めにマタニティブラジャーに変えることをおすすめします。
選ぶポイントは?
マタニティブラジャーは産前の胸を守り、産後母乳が出やすくするなど大切な役割を持っています。
その役割をきちんと果たせるようにするためにも、自分に合ったマタニティブラジャーを選ぶことが大切です。
サイズは2カップアップを目安に!
理想としては、妊娠初期からマタニティブラジャーをつけることです。
その場合には初期には1カップアップのもの、胸が大きくなってきたら2カップアップのものなどあらためて買い直す方が、
より胸に合ったマタニティブラジャーを着用することができます。
・妊娠前よりも2カップ大きいもの
・妊娠前よりアンダーが1サイズ大きいもの
多くの人が妊娠中に2カップ程度胸が大きくなります。
また、アンダーバストはワンサイズ(約5㎝)程度大きくなるとも言われています。
そのため、サイズに関しては次のようなものを選ぶことをおすすめします。
ブラのサイズ表記に気をつけて!
ですが、そんなに何度も買い直せないという場合がほとんどです。
マタニティーブラジャーは、通常のブラジャーと比べてホックの数が多く、アンダーのサイズが5㎝近く調整できるようになっています。
妊娠初期から産後まで対応できる商品もありますので、そういう商品を選んでみてください。
その場合、Mはバストサイズ86~94センチ、Lは93~101センチなどと詳細が表記されていますので、それをチェックしてから購入するようにしましょう。
マタニティブラジャーのサイズに関して、もう1つ注意事項があります。
それは、通常のようにC75 などという表記ではなく、マタニティM、マタニティLなどという表記になっている場合です。
マタニティブラ
マタニティブラジャーには、以下の2種類があります。
マタニティブラジャーには、大きく分けて2種類あります。
また、産後授乳ブラジャーとして使うことを考えた時に気にしておくべきなのが、授乳が楽にできるかどうかです。
マタニティーブラジャーの種類
妊娠後期は胃が押し上げられてアンダーバストも大きくなるため、ワイヤー入りだと痛いと感じる人もいます。
そのような場合はノンワイヤーが安心です。
そのような場合は、マタニティワイヤーが入った商品を選ぶ方法もあります。
マタニティワイヤーは、乳腺を圧迫しないように形が工夫されていますので、胸をきちんと包み、なおかつ支えるような構造を実現しています。
実際のところ、多くの助産師さんがノンワイヤーを推奨しています。
それはワイヤーの締め付けで乳腺が悪影響を受けるからです。
そのため、ノンワイヤーでもいいのですが、バストの支えとしては物足りない…と言われる方もいらっしゃいますよね。
通常のワイヤーだと、どうしても胸を締め付けてしまいますので、マタニティ期にはノンワイヤーかマタニティワイヤーが入ったものがおすすめです。
ワイヤーはノンワイヤーかマタニティワイヤーのものを!
特に産後しばらくは、胸が最も大きくなるうえに、赤ちゃんのお世話でしょっちゅう前屈みになるため、油断するとバストトップがブラからはみ出てしまうことも!そのため、カップは深めなものを選ぶようにしましょう。
かわいいデザインのブラジャーに多いのですが、カップ部分が浅めだったり小さめだったりすると、胸がブラジャーからポロリなんてことも…。
マタニティブラジャーを選ぶ時も、普段と同じようにデザイン性重視でかわいいものを選びたくなりますが、その際にはカップの形には注意して購入しましょう。
カップは深めなものを選びましょう!
見た目は普通のブラジャーとほとんど変わりません。
ワイヤーがあるものとないものがあり、妊婦のバストへの配慮がしっかりなされつつも安定感のあるブラジャーです。
マタニティハーフトップ
綿混の柔らかい素材のものが多く、ワイヤーレスで上からかぶって着用するタイプのものが主流です。
つけごこちが大変ラクなので、自宅でくつろいでいる時や就寝時などにおすすめです。
授乳口はどのブラジャーにもついているのが普通ですが、カップの開き方によってタイプが4つに分かれます。
カシュクール(クロスオープン)タイプ
左右のカップが前で交差しているタイプです。
フロントの交差部分を下にずらすだけで授乳が可能です。とても楽なので、人気の高いタイプです。
ストラップオープンタイプ
カップがホックでストラップに固定されているタイプで、ホックを外して下にカップを開きます。
バストを支えながら授乳することが可能で、ワイヤーの入ったものが多いです。
フロントオープンタイプ
フロントの中心部分がスナップになっており、スナップを外してカップを左右に開くことができます。
胸全体を出せるので、赤ちゃんにブラジャーの部分が当たることもありません。ワイヤーレスタイプが主流です。
ウィンドオープンタイプ
カップを開けると窓のようになっており、乳首周辺だけを出して授乳するタイプです。
安定感が抜群で胸の大きい方におすすめですが、種類があまり多くないのが難点です。
マタニティ専用ではないけど実は多くのママが使っているブラ
授乳専用ではありませんが、意外と多くの先輩ママが産前・産後に使用しているブラジャーが、全国展開の衣料品店などでよく売られている、ノンワイヤーのブラジャーです。
1.ノンワイヤーなので、クロスオープンのブラのようにおっぱいがさっと出しやすい
2.ノンワイヤーでも、授乳ブラジャーと比べてある程度バストを支えてくれる
3.カップが厚めでしっかりしているのでパットが不要
4.どのメーカーの商品もたいてい千円前後とお手頃
マタニティ専用ではないので、出産直後などには適していません。
ですが、サイズの問題などでどうしても買い替える必要が出て来た時などには、産前や、産後しばらくして母乳の出が落ち着く頃からなら、このタイプのブラジャーに切り替えるのもありです。
妊娠超初期に起きやすい胸の張りは、生理前の症状とは違い、生理予定日が過ぎても継続される場合が多いようですね。
他の妊娠初期症状もあるかどうかも同時に確認すると判断しやすいでしょう。
痛みやかゆみを感じるという方は、乳房を冷やしたり、下着に工夫をしましょう。
タニティブラジャーっていうのは、普段使うブラジャーとは全然違うものです。
マタニティ期に大きくなる胸を支えてくれるし、授乳のために育つ乳腺を守る役割もしてくれます。
だから、いつものサイズで選ぶことはできないし、授乳っていう実用的なことも考えて選ばないとけません。
せっかくのマタニティライフですから、自分に合うものを選んで楽しみつつ、授乳に備えたり胸が垂れないような対策をしたりしたいものですね!