●耳垢が増える・かゆみ
妊娠すると耳垢が増えた・耳がかゆくなるという声も聞きます。
●耳が痛い
音が頭のなかで響いているような感覚になり耳が痛くなることがあります。
●耳鳴り
ボーといった低音や、キーンといった高音の耳鳴りがすることがあります。
同時に難聴や、ちょっとした音が異様に大きく聞こえるなどの症状が出る方もいます。
●耳が詰まる
耳が詰まっている、耳の中に膜がはっているような感覚になる人が多くいます。
耳がふさがれている不快感で気分が悪くなる方もいます。
妊娠中の耳のトラブルの症状
耳管開放症になったら?自分でできるホームケア
前項のような妊娠による変化が耳管開放症を引き起こすこともあります。
耳管とは、耳の鼓膜から奥に位置する中耳と咽頭を結ぶ器官です。
大気圧と耳の中の空気の圧力を調整する働きがあります。
この耳管は普段は閉じているのですが、耳管開放症になると常に開きっぱなしになってしまいます。
耳管が開いていると、耳が詰まった感覚や難聴の症状が出ます。
妊娠中の耳の違和感は耳管開放症かも?!
妊娠をするとホルモンバランスが変化するため、自室神経に影響が出て、耳のトラブルを引き起こすとされています。
血行不良、体重の急激な変化、ストレスなどが要因となることもあります。
妊娠中の耳のトラブルの原因
こまめに水分を摂取しましょう。
水分を多くとることにより、耳管が閉じるのを促進させることができます。
水分を摂取する
軽度の耳管開放症ならば自分でケアすることで改善できるそうです。
耳のまわりの血行を良くする
しっかり睡眠をとることで、疲れやストレスを解消しましょう。
自律神経の乱れを治すことが大切です。
十分な睡眠をとる
耳の周りを温め、マッサージすると血行が良くなり、自然治癒の促進が期待できます。
お風呂にゆっくりつかるのもおすすめです。
耳管開放症の状態で鼻をすすると鼓膜を引っ張ってしまい、鼓膜にくぼみができてしまいます。
くぼみに耳垢がたまっていくと炎症が起きやすくなります。
鼻をすするのはNG!
耳管開放症は命にかかわることもある!
耳管開放症は悪化すると耳から脳へ炎症がうつり、重大な病気へ進行することがあります。
耳鳴り、耳詰まりなど、気になる症状がある場合、一度は耳鼻科を受診することをおすすめします。
しかし、日常生活に支障が出るのはとてもつらいですし、他の病気の可能性もあるので、症状が長期間続いてる場合は耳鼻科を受診しましょう。
妊娠中は体の変化による不調に悩まされますが、生まれてくる赤ちゃんのためにも、正しい生活リズムを意識し、ストレスを溜めないようにリラックスして過ごしましょうね。
妊娠中の耳のトラブルはホルモンバランスが崩れることなどによって起きます。
多くの妊婦さんが経験することで、出産後に良くなることがほとんどなので、あまり神経質になりすぎる必要はないとされています。