思わず大きな音のおならが出てびっくりしている赤ちゃんの姿は、見ていて可愛らしく笑顔になってしまいますよね。
大人は人目につかないトイレなどでおならをすることも多いかと思いますが、赤ちゃんはトイレに行かずおならもうんちもその場でします。
なので、大人に比べるとおならの回数が多いように感じるのです。
新生児は母乳やミルクと一緒に飲み込んでしまった空気をうまくげっぷとして出すことができないので、その空気がおなかの中を通って一緒におならとして排出されます。
もちろん、赤ちゃんも大人と同じようにおならをします。
その回数は大人と比べてもほとんど変わらないくらいだと言われています。
新生児もおならをするの?回数が多いのは?
いつもよりおならが臭い時は?
また、離乳食が始まると色々な食材を食べるようになるので、さらにおならのにおいが強くなり回数も多くなってきます。
消化器官が発達してうんちの回数が1日2〜4回くらいになるとおならが臭くなってきます。
個人差はありますが、早い子だと生後2〜3ヶ月頃から臭くなるようです。
赤ちゃんが飲む母乳やミルクはとても消化がよく、うんちもすぐに出るのでおなかの中に溜まっている時間が少ないので、発酵する時間も短くおならにもうんちにも臭いがあまりありません。
赤ちゃんのおならって臭いの?
おならが臭い時の対処法
赤ちゃんのおならが臭いと感じた時には、うんちの回数や状態にも気をつけてあげてくださいね。
揚げ物やスイーツ、肉などのカロリーが高くて消化が悪い食事をママがしていると、母乳の状態に影響するとされていますので、授乳中には栄養バランスに気をつけながら野菜類をたくさん食べるようにするのがオススメです。
赤ちゃんのおならがいつもより臭いと感じた時には、赤ちゃんが便秘になっているかもしれません。
母乳育児の場合には、ママの食事の内容がおっぱいに影響を与え、消化が悪くなることが原因で赤ちゃんが便秘になることもあるので注意しましょう。
おなかのマッサージは赤ちゃんのお腹に手のひらを当て、ママから見て「の」を描くように優しくマッサージしてあげます。
赤ちゃんの足を持って曲げ伸ばしをすることでもお腹に刺激が加わってうんちが出やすくなるので、試してみてください。
綿棒浣腸は大人サイズの綿棒にオリーブオイルやベビーオイルをたっぷり染み込ませて、先端から2cm程度までを目安に赤ちゃんのお尻に入れます。
そのまま3週ほどくるくると回して刺激してあげましょう。
赤ちゃんのおならが臭いと感じた時には、まず赤ちゃんの便秘を解消してあげましょう。
全開のうんちから○一日以上立っている時には、おなかを優しくクルクルとマッサージしてあげたり、綿棒浣腸をしてあげたりしてうんちを出してあげるようにすると、赤ちゃんもおなかの苦しさが解消されてご機嫌になります。
先程ご紹介した方法は軽い便秘の時の解消法です。
次のような症状がある時には病院を受診するようにしましょう。
病院に入ったほうがいい?
・便秘が3日以上続く
・お腹が張っている
・げっぷが出にくい
・母乳やミルクをあまり飲まない
・母乳やミルクを吐く
・おならの回数がいつもより明らかに多い
新生児が気をつけたい病気の一つである「胃軸捻転」が起こり、胃の上部がねじれて食堂が圧迫されている可能性もあります。
重症化すると胃の壊死、ショック状態などの危険性もあります。
赤ちゃんのおならの回数やにおいは健康のバロメーターにもなります。
普段の様子をしっかりと観察しておくことで、異変があったときにも気づきやすいでしょう。
おならやうんちの様子がわかれば、何でぐずっているのかわかりやすかったり病気を早く発見できたりしますので、まだ自分で体の状態を伝えられない赤ちゃんのうちは、ママやパパがしっかりと見えおいてあげてください。
まとめ
しかし、ほとんど重症化する事はありません。
母乳やミルクをしっかりと飲めて体重が増えているなら心配しすぎる必要はないでしょう。
胃軸捻転自体も、胃が安定する生後2〜3ヶ月頃には自然に治るとされています。