厄介なのは、2度目3度目の感染があるということです。
また発症者は4歳以下がほとんどで、主に乳幼児が発症する可能性が高いです。
感染ルートとしましては、飛沫感染、接触感染と言われています。
ヘルパンギーナは、「コクサッキーウイルス(A型とB型)」「エコーウイルス」「エンテロウイルス(68型~72型)」というウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。
複数のウイルスが関係しているので、1度感染したからといって2度感染しないということはありません。
感染ルート
ヘルパンギーナという言葉、はじめて聞く人もいるのではないでしょうか。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんがこれは夏に流行る風邪の一種です。
実は毎年流行っているんです。
このヘルパンギーナに感染した時の事を考えて、今から少しでも学んでおきましょう。
夏に流行る感染症”ヘルパンギーナ”
ヘルパンギーナに感染した赤ちゃんが回復してくると、便からウイルスは排出されますので、その便やオムツの処理はしっかりと行い、手洗い消毒も忘れないようにしましょう。
もし消毒を疎かにしてしまうと、他のお子さんへの感染を拡大させてしまう可能性もあります。
これが1番感染ルートとしては可能性が高く、簡単に感染してしまいます。
感染者が遊んだおもちゃなどで遊ぶ事で、手に付着したウイルスを口に運んでしまい、感染します。
接触感染
これは字のごとく、感染者のくしゃみや咳などを浴びることで感染します。
感染者が近くに居る場合は、なるべく近づかないようにしましょう。
飛沫感染
では感染したらどうなるのでしょうか。一つ一つみていきましょう。
感染時の症状
気になる流行時期ですが、毎月5月頃から少しずつ感染者が増えていき、6〜7月頃にピークを迎えます。
8月には患者数が現象していき、9月頃には完全に終息します。
流行時期
・高熱が出る
38〜40度の高熱が出て、長い時で2〜3日続きます。
このように、感染すると高熱や口内炎などを発症します。発症してから水泡部分は1週間程度で治ります。
・口内炎ができる
水泡が潰れ、クリーム色の口内炎の変わります。
・喉の奥が腫れる
喉の奥が腫れて数個ほどの水泡ができます。
治療方法
では感染した場合は、どのような治療方法が必要なのでしょうか。
まずは熱が出て喉が腫れたら、小児科へ連れて行きましょう。
病院での検査を終えたら、とにかく家で安静にして他のお子さんとは接触させないようにしてください。
完治するまでは自宅で安静が1番です。外出も控えてください。
しかし、もし4〜5日経過しても熱が下がらない場合は、髄膜炎等を併発している可能性もありますので、再度検査が必要になってきます。
感染ルートが飛沫や接触ですので、中々感染を予防するのは難しいかもしれませんが、うがい・手洗いを徹底し、出来る範囲のことはするようにしましょう。
日頃からの徹底した行いが感染を最小限に抑えますので、意識しておきましょう。
また、自分自身も感染しないようにオムツの処理後等は、しっかりと消毒を行なってくださいね。
今の所、明確な坑ウイルス剤やワクチンは開発されていません。
ですので、発症を確認したうえで病院へ行き、病院からいただいた薬などで治療してもらう方法しか現状はありません。