こういったように、子供の歯ぎしりは成長過程に必要な行動であり、特に心配するようなことはありませんが、長期間歯ぎしりが続いたりすることがあれば
歯に悪影響がある場合もあるようです。
もう少し大きくなった子どもの歯ぎしりには、乳歯から永久歯への生え変わりが関係しているかもしれません。
永久歯に生え変わるのは7〜12歳くらいのことで、小学生のうちは乳歯と永久歯が混ざって生えていますが、永久歯が生えそろわないと、噛み合わせが安定しないため歯ぎしりをすることで噛み合わせのバランスを調節しているのではないかと言われています。
子どもの歯ぎしりは成長過程のひとつであり、赤ちゃんの頃から発達に応じて歯ぎしりをすることで顎や歯を鍛えていきます。
指しゃぶりやおしゃぶりなどのクセのひとつとも言えます。
実は歯ぎしりは大人よりも子どもに多く見られ、子どもの約14%〜22%が睡眠中に歯ぎしりをしていると言われています。
大人も含めて歯ぎしりの原因ははっきりと解明されていませんが、精神的なストレスを発散させる症状と言われています。
子どもの歯ぎしりの原因とは
長期間に渡る歯ぎしりはよくない?
精神的なストレスが原因で歯ぎしりを行っている場合は、子どもとのコミュニケーションを増やしたり、絵本を読んであげるなど子どものストレス軽減につながるようなことをしてあげましょう。
環境に慣れて、心が安らいでいけば歯ぎしりも自然とおさまっていくでしょう。
子どもの歯ぎしりは成長過程によるものがほとんどですが、大人の歯ぎしりと同じように精神的なストレスが原因の場合もあります。
子どもでもストレスを感じるの?と思うかもしれませんが、日常生活のささいなことがストレスの原因になっていることもあるのです。
ストレスが原因の場合も
また、寝る姿勢によっても顎の位置がずれてしまうことがあるようです。
横や下を向いて寝ていると、微妙に噛み合わせがずれることがあるので、安定する場所を探すために歯ぎしりをおなうことがあるります。
上を向いて寝るようにしましょう。
歯ぎしりを治す方法としてまず、姿勢を直すことがあります。
姿勢が悪いと、顎の位置がずれてしまうことがあり調整するために歯ぎしりをすることがあります。
頬杖をついて座ったりしている場合は姿勢を正してあげるようにしましょう。
歯ぎしりの治し方は?
長期間に渡る歯ぎしりは、歯にものすごく負担がかかり続けて、歯がすり減ってしまうこともあります。
長期間歯ぎしりを行う子どもの特徴として、歯並びが悪い、顎の大きさが上下で違う、噛み合わせが良くないなどがあり、口呼吸であったり、猫背や頬杖が癖になっていたりなどの生活習慣が原因でになっていることがあります。
最終的にはマウスピースを使用した歯の矯正という治し方もあります。
歯の矯正をすることで歯の並びがきれいになり、顎を調節するための歯ぎしりを行うことはなくなります。
歯ぎしりをしない子どもは、乳歯がいつまでも残っていて噛む力が備わっていなかったり、麺類や、お菓子などの甘いもの、間食などが原因で噛む力が弱くなっていることがあります。
子どもがお肉などをいつまでも噛んで飲み込みにくそうにしている時は注意が必要です。
バランスの良い食事をとり、よく噛むことが大切です。