2016.03.22 Tue 更新

妊娠3ヶ月ってどんな感じ?8週、9週、10週、11週目のママと赤ちゃんの変化まとめ

妊娠中はお腹の中の赤ちゃんにもママにも劇的な変化が訪れる時期です。妊娠超初期の3ヶ月目(8週、9週、10週、11週目)には、ママと赤ちゃんはどのような状態になるのでしょうか?お腹の赤ちゃんも胎芽から胎児と呼ばれるようになり、下腹部が少しずつふっくらして感じる人もいるこの時期の変化についてまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

ママのつわりはピークを迎え、食事が思うように摂れなくなります。
この時期は、母体に蓄えられていた栄養で赤ちゃんは十分に育つことができるので、食べられないときは無理をしないでください。食べられるときに少しずつ食べましょう。

「胎芽」と呼ばれていた赤ちゃんが「胎児」と呼ばれるようになります。
そして、未完成の胎盤とへその緒を通して栄養をもらいはじめる時期です。
骨の形成がはじまり、成長に必要な心臓、脳、肝臓、肺、腎臓などほとんどの内臓器官ができあがります。

妊娠8週目

妊娠8〜11週目にあたる妊娠3ヶ月は、つわりがピークを迎える妊婦さんが多い時期です。
赤ちゃんは「胎芽」から「胎児」と呼ばれるようになりますよ!
今回は「妊娠3ヶ月目の妊婦さんの症状と赤ちゃんについて」をご紹介します。
妊娠3ヶ月目は、まだ見た目に大きな変化はありませんが、下腹部が少しずつふくらみはじめます。
「妊娠の実感が湧いた」というママが多いのがこの頃です。

妊娠9週目

胎児は20~40ミリの大きさになり、手や足など体の細部が作られはじめ、2頭身の体に成長します。
この時期に脳の形成も進み、光や音に反応して筋肉を動かせるようになります。

ママはつわりが引き続きピークを迎えており、大変苦しい時期です。
また、子宮が大きくなりはじめることで膀胱や大腸が刺激され、便秘や頻尿などのマイナートラブルが起こりやすくなります。
パートナーや周囲の人の助けが必要になります。

胎児の大きさは体長30~50ミリ、体重5~12グラムほどの大きさに成長します。
体は2頭身で、頭が体の半分以上を占めています。
また、心臓の形成がほぼ完了し、赤ちゃんの心拍がはっきりと聞こえるようになりますよ。

妊娠10週目

ママはつわりの時期が続きますが、ピークが過ぎて気持ち悪さから徐々に解放されます。
体調がよくなると食欲が湧いてくるので、今後は体重が増えすぎないように管理しましょう。
妊娠10週に入ると流産の確率がぐっと下がるので、気持ちにも少し余裕が出てきますね。

胎児の大きさは10~15グラムへと成長し、3頭身の人間らしい体つきになっていきます。
へその緒にあった腸の大部分が下腹部へと移動し、消化器官が発達する時期です。

妊娠11週目

つわりが落ち着き、体調が安定します。
胎盤が完成に近づくことで流産のリスクも減り、これまで1〜2週間に1回だった妊婦健診が4週に1回のペースになります。
妊婦健診では血液検査を行い、体質や病気を調べます。

妊娠3ヶ月目はつわりがピークな時期

つわりは妊婦さんの50~80%が経験する症状で、妊娠8〜11週頃にピークを迎えます。
食欲不振になり、体重が落ちてしまうことがあることから、赤ちゃんに栄養が行き届いているのか心配になるでしょう…。
しかし、この時期の胎児はそれほど栄養を必要としておらず、母体に蓄えられた栄養で十分育つことができるので、心配は必要はありません。

すぐ口に入れられるものを枕元に用意する、一度に食べる量を少なくしてこまめに摂取するなどつわりが起きやすい時間帯やパターンに応じて食事を摂れるように工夫をしましょう。
ただし、体重が5キロ以上減少している場合や、1日5回以上吐く方は「妊娠悪阻」の可能性があります。
母子ともに命の危険にさらされる可能性があるので、すぐに病院を受診しましょう。

「妊娠悪阻(にんしんおそ)」って?

日常生活に支障をきたすほどのひどいつわりは「妊娠悪阻」と診断され、一般的な「つわり」とは区別されます。
妊娠悪阻は、最悪の場合、意識障害などを引き起こすこともある危険な症状です。
一般的なつわりは妊娠をきっかけにした生理現象なので、母体の健康に影響はありませんし、症状は一過性のものなので、治療するまでもなく我慢できる程度で済みます。

しかし、妊娠悪阻は、何度も嘔吐を繰り返し、ほとんど食事ができないという状態が1日中続きます。
特に重度の妊娠悪阻は、「重症妊娠悪阻」と呼ばれることもあります。
妊娠悪阻を発症するのは全妊婦さんの約1%です。

病院に行く目安

1. 1日に5回以上吐く
2. 水分をまったく受け付けない
3. 体重が5kg(体重の10%)以上減る
4. トイレの回数が目に見えて減る、あるいはここ数日間で急激に痩せた
5. 尿にケトン体がでる

治療法

気が付かないうちに脱水症状や飢餓状態に進んでいる可能性も高いので、少しでも違和感があれば産婦人科で検査を受けてください。

妊娠悪阻の程度によって治療法も異なります。
妊娠悪阻と診断された場合は、軽度であっても入院して安静にしながら治療するのが基本です。
症状によって入院期間は異なり、数日で済む人もいれば数ヶ月以上入院する人もいます。

軽症の妊娠悪阻は食事療法で対処することもできます。
ですが、一般的にはブドウ糖の輸液を点滴して体に必要な水分と栄養素を補給し、脱水症状と飢餓状態を改善させていきます。妊娠初期に薬を服用するのは胎児への悪影響が考えられますが、あまりにも症状がひどければ嘔吐を抑える薬などを服用することもあります。

治療の効果が見られず悪化し続けるようなときは、母体の安全を優先して人工妊娠中絶を行わなければなりません。

赤ちゃんへの影響

妊娠悪阻になっても、お腹の赤ちゃんには直接的な悪影響はほとんどありません。
ただし、妊娠悪阻がひどくなって脱水症状や飢餓状態に陥ると母体が命の危険にさらされます。
それだけではなく、胎児にも低体重などが見られるケースも。
胎児への悪影響を過度に心配する必要はありませんが、重症妊娠悪阻になってしまった場合は、できるだけ早く治療をしましょう。

便秘や頻尿になりやすい

妊娠3ヶ月ではに、子宮はこぶし大からグレープフルーツくらいまで大きくなります。
お腹を触ると少しふっくらとしており、今まで履いていたボトムスがきつくなったと感じるようになります。
また、子宮が大きくなることで膀胱や大腸が圧迫され、便秘や頻尿などのトラブルが起こりやすくなります。

便秘対策として、朝起きたら水を一杯飲むこと、食物繊維を積極的に摂ること、ヨーグルトなどの乳酸菌を摂取しましょう。
頻尿は、「利尿作用のあるカフェインの摂取を減らすこと」、「就寝前の飲食を減らすこと」、「冷えないように気をつけること」で緩和できます。
どちらも妊娠に伴う自然な現象で、産後は解消されることがほとんどですので安心してください

腰痛

関節を緩める働きのある「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されることで、筋肉や関節に普段よりも負担が加わり、足のつけ根や腰に痛みを感じるようになります。
また、子宮が大きくなることで反った姿勢をとるようになり、腰に負担がかかって痛みを感じるようになります。
妊娠が進むにつれて子宮も大きくなり、腰への負担がさらに大きくなっていきます。
ですので、この時期から正しい姿勢を心がけることが大切です。

色素沈着やシミ、あざが増える

女性ホルモンが急激に増加し、ホルモンバランスが変化することで、乳首や膣などに色素沈着が起こります。
そのせいで、黒ずみやほくろ、あざ、そばかすなどができやすくなります。
また、お腹の真ん中に「正中線」と呼ばれる黒い一本の線ができます。
黒ずみは、妊娠中に起こる一時的な症状で、産後にホルモンバランスが正常に戻ることで解消されるケースがほとんどです。

妊娠3ヶ月の赤ちゃんの状態

妊娠3ヶ月の胎児は1日1ミリ程度大きくなり、妊娠3ヶ月の終わりには40〜60mmに成長します。
この大きさは果物の「いちご」くらいくらいの大きさです。
この時期は、手や足の指、爪、まぶたなど体の細部が形成されます。

また、手の水かきもなくなり、胴が少しずつ長くなって2~3頭身の人間らしい姿へと変化していきます。
皮膚はまだ透明で、血管や内蔵が透けて見える状態です。
体の器官の発達も進み、光や音に反応して体の筋肉を動かすことができるようになります。
妊娠3ヶ月の終わり頃には生殖器の形成も進み、甲状腺・膵臓・胆嚢ができあがりますよ。

心拍音がはっきりと聞こえる

胎児の心臓の形成は妊娠3ヶ月に入る頃に完了し、1分間で約150回の拍動を打つようになります。
今まではモニターに映る胎児の心臓の鼓動を確認していましたが、ドップラー聴診器で心拍音が聞けるようになりますよ。

尿を排泄しはじめる

これまでへその緒にあった腸の大部分が下腹部へと移動することと、腎臓などの消化器官が発達することから羊水を飲み込んで尿を排泄する消化の練習をはじめます。
「羊水を取り込んで栄養を吸収し、おしっこを作って外に出す」を繰り返すことで胎児の腎臓はさらに発達していきます。
また、体内で羊水を浄化してから排泄するので、羊水はきれいな状態に保たれています。

妊娠3ヶ月目の注意点

早期流産に注意!

妊娠12週未満の流産を「早期流産」といいます。
妊娠初期の流産は、受精卵の染色体異常や胎児の臓器が育たないなどの理由で妊娠が継続できないケースがほとんどなので、防げるものではありません。

ですが、なるべくストレスがかからないような生活を心がけ、葉酸やタンパク質、カルシウム、ビタミンEなど胎児の体を形成する栄養素を積極的に摂取することで、流産の可能性を少しでも減らすことができます。
栄養素を意識しながらバランスのいい食事を摂るよう心がけ、激しいスポーツはしばらく控えましょう。
出血を伴うお腹の痛みを感じたら、すぐに病院を受診してください。

妊娠初期血液検査を受けよう

妊娠3ヶ月頃に「妊娠初期血液検査」を妊婦健診の際に受けます。
血液検査を行うことで血液型不適合が起こらないか、貧血がないか、風疹抗体があるかといった妊婦さんの状態や病気について調べることができます。
ただし、血液検査は1万円以上の費用がかかり高額です。
自治体から配布されている補助券を利用して、検査を受けましょう。

母親学級に参加しよう

母親学級とは、妊娠中の体のことや体調管理、栄養指導、安産体操、出産の流れ、赤ちゃんのお世話など妊娠・出産に必要な知識を総合的に学べる場です。
産院や市区町村、保健所、ベビー用品店などで開催されています。
1回2時間程度で数回実施されることが多く、参加は任意です。
同じ時期に出産予定の妊婦さんが集まっていて情報交換もできるますよ。
体調が安定しはじめたら参加してみるのがおすすめです。

妊娠3ヶ月目は赤ちゃんが急成長する一方で、つわりがピークを迎え、苦しい思いをしている妊婦さんが多い時期です。
妊娠4ヶ月目に入ると症状が徐々に緩和され、体調のいい日も増えていきます。
苦しい日々がいつまで続くのか不安になってしまいますが、ストレスはつわりを悪化させる要因となってしまいます。
周囲の人たちの手を借りながら、できるだけ無理のない生活を続けていきましょう。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ