昔の中絶の方法
切迫流産とは、流産する一歩手前の状態のことです。
妊娠しているにも関わらず、仕事を続けていたり、過度のストレスを受けたりすることで引き起こされます。
腹痛や不正出血などが伴うことが多く、もしそういった症状が見受けられた場合は、医師からは絶対安静が指示されます。
これを無視してそのまま仕事を続けてしまうと、本当に流産してしまう可能性が高くなりますので、医師の指示に従い絶対安静にしていてください。
切迫流産について
流産とひとくちに言っても種類は様々です。
人工的に流産を起こす「人工流産(人工妊娠中絶)」と、それらを除いた自然に起こる流産、いわゆる「自然流産」に分けられます。自然流産の約80%は、妊娠12週までに起こる初期流産を指します。
流産について
人工的に流産をさせる
流産する方法として、自然に近い状態を望むなら、理屈上は切迫流産~流産となるでしょう。
激しい運動を行ったり、ストレスを大きく感じれば感じたりするほど、流産する可能性は高くなりますので、極論ではありますが自然に近い状態で流産は可能かもしれません。
お腹を叩いたり、高いところからジャンプしたりするだけで負担がかかりますので、切迫流産を引き起こす可能性は十分にあります。
しかし、この切迫流産は母体に強い影響を与えますし、精神的にも肉体的にもかなり辛くなる部分が多いので、当たり前ですが絶対にしないでください。
自然に流産をさせる
昔は今のように中絶そのものも一般的ではありませんし、手段も発達していませんでした。
特に明治・大正時代は富国強兵をスローガンに、出産を奨励しましたので、中絶を禁止する法律を出している程です。
それ以前の江戸時代には、遊郭などで中絶が一般的に行われていました。
方法としては、堕胎専門医に診せ、流産の作用があるチョウセンアサガオの実を食べ、子宮緊縮作用のあるヒストニンが含まれるホオズキの根を煎じて飲み、茎を子宮に挿入していたそうです。
まとめ
手術には、もちろんリスクが伴います。
妊娠12週目~22週目までの妊婦が人工的に流産する場合、胎盤など子宮が破裂し、出血量が多くなることから、子宮を摘出しなければならないケースもあります。
赤ちゃんが大きく成長していればいるほど、このリスクは高まりますので、先述したように早めの決断を。
リスクについて
流産をどうしても望む場合は、人工妊娠中絶が確実です。
ただ、勘違いしてはいけないのは、人工的に流産させる方法を受けられるのには期限があります。
その期限を過ぎると、法的に流産できなくなってしまいますので、もし中絶を望む場合は早めに決断するようにしましょう。
やむを得ない事情があるとはいえ、人工妊娠中絶は肉体的にも精神的にも、辛い思いをすることになります。
その傷を背負うのは自分なのです。
ですので、くれぐれも望まない妊娠をしないように、しっかりと考えましょう。
色んな情報を知ることで、本当にどのように決断すべきかどうか、具体的に検討できると思います。
自分の未来にも関わってきますので、覚悟を持って自分で決断しましょう。