2017.05.26 Fri 更新

人工授精の後ってどう過ごせばいい?注意することはある?

人工授精を行なった後には、うまく受精して着床してくれるか心配になりますよね。 安静にしていたほうがいいのか、体を動かしたほうがいいのか、何か特別に気を付けたほうがいいのかわからなくなります。 そこで、ここでは人工授精後の過ごし方についてご説明いたします。

男性側の精子の数が少なかったり、子宮内にうまく入る事が出来なかったりする場合や、膣内での射精がうまく出来ない場合にも妊娠確率を高めるために適用されることがあります。

タイミング法でうまくいかず不妊の原因が不明の場合に、次の段階として人工授精を考えるカップルが多いのではないでしょうか。
体外受精や顕微授精に比べると、費用も抑えられますので挑戦しやすいということもあります。

人工授精は不妊治療の一つで、人工的に精子を子宮内に入れることで妊娠する方法です。
精子を子宮内に入れる以外は、自然妊娠に近い形での妊娠になります。

人工授精って何?

人工授精の後はどう過ごせばいい?

妊娠反応はある?

性行為なども基本的に妊娠に使用をきたすことはないと言われていますので、行なっても問題はありませんが、医師によっては控えるように指導されることもあります。
気になる場合には、事前に医師に相談してみましょう。

妊娠判定で陽性だった場合も、特別安静にしておく必要はなく、適度に外出したり運動したりして出産やその後の育児に対しての体力づくりをしておきましょう。

多くの場合、人工授精を行なった約14日後に妊娠判定が行われます。
それまでの間はいつも通りに過ごしていて問題ありません。

着床痛

着床のタイミングで子宮内膜から出血することがあります。
おりものに混じって出ることも多く、薄ピンクや薄茶色の出血が見られます。
続く時期には個人差が大きく、1〜2日ほどで治まる場合もありますが、1週間以上続く場合もあります。

着床出血

人工授精後の妊娠までの経過は自然妊娠と同じです。
約1〜3日かけて精子と卵子が出会って受精卵となり、その後7〜10日かけて子宮へ向かって移動し着床します。
着床時に症状が出るかどうか、どの程度の症状化は個人差がありますが、以下の様なものがあります。

医学的な根拠はありませんが、着床の前後に下腹部にチクチクとした痛みを感じることがあると、多くの妊婦が語っていることから「着床痛」と呼ばれています。

排卵後の高温期の中で、一時的に基礎体温が低下することがあり、それを「インプランテーションディップ」といいます。
この基礎体温の低下は着床のタイミングで起こると言われており、妊娠兆候の1つだと言われています。

人工授精を行う時期は排卵後なので、高温期が続いています。
着床すると高温期が長く続きますので、2週間以上高温期が継続していれば妊娠している可能性が高いです。

基礎体温の変化

激しい運動はしない

人工授精後の注意点は?

人工授精後は激しい運動は避けるようにしましょう。
散歩や家事や掃除などの軽い運動は問題ありませんし、安静にしすぎるとかえって血流が悪くなって妊娠の妨げになりますので、適度な運動を心がけましょう。
ストレスの解消にもつながりますよ。

禁煙・禁酒

人工授精の際には基本的に痛みや出血はありません。
しかし、精子を注入する機器などで膣内を傷つけてしまう可能性がありますので、処置後に痛みや出血がある時には、なるべく早めに医師に相談して受診するようにしましょう。

出血や腹痛がある時は?

喫煙は血管を収縮させ血流が悪くなる原因となりますので、禁煙しましょう。
また、飲酒も体への負担となりますので、できるだけ控えるようにしましょう。

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