2017.06.08 Thu 更新

妊婦の血圧の正常値ってどのくらい?低血圧・高血圧のリスク、予防法についてまとめてみました。

妊婦検診では必ず「血圧」を測定します。 血圧を測定するのは、血圧の異常によるトラブルを早期発見するためです。 血圧の異常によるトラブルで代表的なものに「妊娠高血圧症候群」があります。これは重症化すると命の危険にさらされることもあるので、妊婦検診で早期発見することでリスクを軽減することが可能になります。 今回は、「妊娠中の低血圧・高血圧のリスクと予防法」についてご紹介します!

妊娠中の血圧の正常値

上記で述べたように、血圧の異常によるトラブルである「妊娠高血圧症候群」を早期発見するためです。
妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に何らかの原因で高血圧になり、尿蛋白や血管障害、臓器障害等を発症する疾患です。
全妊婦の約3〜7%に発症し、重症化すると母子ともに命の危険にさらされることもあるハイリスクな病気です。
一昔前までは「妊娠中毒症」と呼ばれていました。

血圧を測る理由

至適血圧

妊娠中の血圧の正常値はどれくらいなのか知っていますか?
正常値を知っていなければ、自分の血圧が異常なのか判断できませんよね。
この機会に、妊娠中の血圧の範囲を知っておきましょう。
妊娠中の血圧は「至適血圧」「正常値」「正常高値」「妊娠高血圧症候群」の4つに分類されます。

最高血圧が90〜120mmHgで、最低血圧が50〜80mmHgです。
妊娠中に一番望ましい血圧です。
脳梗塞や心臓病、肝臓病等の病気を引き起こすリスクが最も低い数値です。

最高血圧が130mmHg未満で、最低血圧が85mmHg未満です。
正常値です。この範囲に血圧が計ることができたら問題はありません。病気のリスクはこの数値でも低いですよ。

正常値

正常高値

最高血圧が140mmHg未満で、最低血圧が90mmHg未満です。
正常高値だと測定された場合、注意していないと妊娠高血圧症候群を発症してしまう危険性があります。
妊娠高血圧症候群の一歩手前の状態だと考えてください。普段の食生活、適度な運動に睡眠時間等、日頃の生活習慣には注意して過ごすようにしましょう。

妊娠高血圧症候群

妊娠20週〜分娩後12週に最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合だと、妊娠高血圧症候群と診断されます。
最高血圧か最低血圧のどちらかがこの数値に該当すると、重度の妊娠高血症候群に分類されますよ。
妊娠20~32週未満で発症したものが「早発型」、妊娠32週以降に発症したものが「遅発型」と呼ばれています。
早発型のほうが遅発型よりも症状が重いようです。

低血圧・高血圧のリスク

「高血圧になってはいけない」「低血圧に気をつけなさい」なんてことを耳にタコができるくらい言われていませんか?
そんなに言われることが多いですが、低血圧・高血圧にはどのようなリスクがあるのでしょう?
低血圧・高血圧のリスクは以下の通りです。

低血圧のリスク

低血圧になったとしても特にリスクはありません。
ですが、低血圧の人は大体貧血気味です。
めまいやふらつきを起こっていることが多く、転倒してしまってお腹をぶつけてしまうことも珍しくありません。

高血圧のリスク

少し血圧が高いくらいなら特に問題はありませんが、血圧が高すぎて妊娠高血圧症候群を発症していると、母体側にると脳や肺、肝臓、腎臓等、身体の重要な臓器に障害が起こります。
赤ちゃん側にも発育不全や機能不全、常位胎盤早期剥離等のリスクが起こるとも言われています。

低血圧・高血圧の予防法

妊娠中に高血圧になった場合、出産後も高血圧が続く可能性があります。血圧管理には十分注意しましょう。
低血圧・高血圧の予防法は以下の通りです。

低血圧の予防法

血行不良や水分、栄養不足によって低血圧は引き起こされると言われています。
規則正しい生活を行い、塩分やタンパク質、ミネラル、ビタミン等の栄養をバランス良く摂取するようにしてください。
血行促進する効果のある適度な運動やマッサージ等を行い、十分に睡眠をとるようにしてくださいね。

高血圧の予防法

高血圧の予防は、生活習慣の改善を意識してください。
過剰なエネルギーの摂取や肥満、塩分の多い食事、運動不足、お酒の飲み過ぎ等の環境要因が加わることによって、高血圧は発症するとされています。

いかがでしたか?
妊娠中の血圧は、規則正しい生活を送り、栄養バランスの整った食事を摂取する等、健康的な生活を送ることで改善されることがほとんどです。
妊娠中は高血圧・低血圧の予防に努めるようにしてくださいね。

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