2017.06.18 Sun 更新

子どもをハウスダストアレルギーにさせないためにできること

春から梅雨を経て夏になる時期に次第に増えてくるものはなんでしょうか?それはダニやハウスダストといった家の中の汚れです。冬季のあいだの日常的なお掃除でも取り除くことができないハウスダストが、この時期になると現れてきます。子どもをハウスダストから守るためにできることを紹介します。

■スギやブタクサの花粉
春になると花粉症を患う人も多いですよね。家の中へ入りこむとハウスダストの原因になります。

■水周りのカビ
浴室や洗面所のカビが原因となることもあります。
カビは湿度が高いと繁殖地になるため、使用後の浴室の換気に注意しましょう。

■フケや人の代謝物
人間は代謝を繰り返しているので、フケや皮膚から垢としてタンパク質がはがれ落ちてゴミとなります。

■カーペット、布団に潜むダニ
髪の毛やペットの毛を餌として増殖するヒョウダニが代表的です。

そもそも、ダニ・ハウスダストアレルギーの原因とされているものはなんでしょうか?
意外と身近にあるものがハウスダストの原因になります。
子どもに症状が現れる前に除去したいですよね。

ダニ・ハウスダストアレルギーの原因となるもの

■アレルギー性結膜炎
目が充血し、かゆみの症状がでます。花粉症にも似ています。

■アレルギー性鼻炎
くしゃみや、鼻水が止まらず、花粉症にも似ています。

人によって大丈夫な人、ダメな人がいますが、ダニ・ハウスダストアレルギーになったらどのような症状が現れるのでしょうか。

ダニ・ハウスダストアレルギーの症状

ダニ・ハウスダストから子どもを守るには

想像するだけで辛そうな症状ですよね。
春先からこのような症状が現れたら真っ先に花粉症を疑う人が多いと思いますが、ダニ・ハウスダストの対策も、花粉症対策のようにマスクをつけたり、手洗い、うがいをすることで足りるのでしょうか。

■気管支炎、気管支喘息喘息
気管支の粘膜に炎症が起こる症状です。呼吸が苦しくなるなどの症状が現れます。

■アトピー性皮膚炎
皮膚に痒くなり炎症がおきる症状です。
かきつづけてしまうと、患部がただれて、痕が残ってしまうことも。

ダニ・ハウスダストアレルギーを発症した時の対処法

・衣類などから家の中へ屋外の花粉を持ち込まないようにする。
・部屋の換気の実行、こまめなお掃除
・ペットの飼育環境及び接し方をかえる
・高温多湿にならないように湿気取りや空調を使用する。
・手洗いとともに、うがいをさせる。
・マスクの着用でホコリを吸わないように工夫する。
・空気清浄機を利用する。

ハウスダストを完全に消し去ることはできませんが、ある程度家の中をきれいに保つことが大切です。
以下のことを気をつけてください。

まずできることは、ダニやハウスダストの原因を取り除くことができればいいですが、症状が酷い場合は、住環境の改善、もしくは移動を検討しましょう。
そして、症状と何が原因なのかを把握し、市販薬で様子を見てみましょう。
軽めの症状であれば、症状が抑えられることもあります。
その後は、症状に応じて、眼科、皮膚科、内科、アレルギー科などに受診し、医師に相談しましょう。

アレルギー症状が重い場合は、すぐにでも医師の診察を受けるようにしましょう。

おわりに

大人よりも比較的身長の低い子供は、室内のホコリを吸ってしまいやすいです。
ダニやハウスダストから子どもを守るために何よりも一番なのは、こまめな掃除です。
日頃では決して手間をかけることのない家の中の細かい場所や、高い天井なども、これを機にお掃除してみてはいかがでしょうか。

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