2017.06.21 Wed 更新

会陰切開の溶ける糸っていつ頃溶けるの?溶けない糸の抜糸はいつ?

出産時に赤ちゃんが産道から出てきやすようにするために、会陰部を切開するのを「会陰切開」と言い、出産した方の多くがこの会陰切開を経験しています。 お産の後には切開部を縫合し、その後必要があれば抜糸を行います。 しかし、この抜糸の時期や痛みはあるのか、溶けない糸がいつ頃溶けるのかなどをご紹介いたします。

会陰切開の抜糸は約5〜10分程度で終わります。
切開する範囲には個人差がありますので、石灰部分が多ければその分縫合する部分も多くなり、抜糸にも時間がかかるようになります。

切開した会陰部の傷がふさがり、きちんと回復しているかどうかを医師が確認した後、抜糸が行われます。
抜糸が行われる時期の目安としては、産後4〜5日後の退院前に行われるケースが多いようです。

抜糸はいつ頃行うの?

会陰切開の時にはハサミで切るのが一般的で、切開後の傷を元通りにするために縫合します。
この縫合に絹糸や合成糸を使用した際には、溶けることがないので後日抜糸が必要になります。
溶ける糸の場合には抜糸は行わず、その後の経過を見ます。

外陰部と肛門の間を「会陰」と呼びます。
分娩時に母体と赤ちゃんの安遠を考えて、できるだけ短時間でスムーズに分娩を行うために、会陰を切開する処置が行われます。

会陰切開って?

溶ける糸は抜糸はいらない?

会陰切開の直後には、糸が突っ張ったり皮膚にくいこんだりして、座るだけでも痛みを感じることが多いようです。
しかし、抜糸を行うと違和感や痛みがかなり和らぐという方が多いようです。

抜糸の時の感じ方は人それぞれですが、多くの人は軽い痛みを感じるようです。
その痛みも、「毛抜きで太い毛を抜いたような痛み」「まつげを抜いたときのような痛み」という風に言われています。
しかし、中にはかなり痛かったという人もいます。

抜糸の時に痛みはある?

抜歯をするまでの過ごし方は?

しかし、縫合した部分に突っ張りや違和感がある場合には、自然に溶けるのを待たずに抜糸をしてもらうことも可能です。
なので、違和感が強い場合には医師に相談して、傷の様子などを確認してもらい、抜糸をお願いするようにしましょう。

最近では、会陰切開の縫合時にそのままとけて体に吸収される「吸収糸」を使用することも多いようです。
縫合後1ヶ月程かけて体に吸収されていきますので、抜糸は必要ありません。

会陰切開を行うと、その後縫合した部分がジンジンと痛んだり糸の結び目に違和感を感じたり、皮膚が糸で引っ張られているように感じることもあります。

抜糸の痛みを不安だと思うかもしれませんが、短時間で軽い痛みで済むことがほとんどですので、心配しすぎずに処置を受けてくださいね。

辛い陣痛などを乗り越えて、さらに会陰切開の傷口の抜糸でも痛い思いをするのは嫌だと感じるかもしれませんが、会陰切開はママも赤ちゃんも安全にお産を行い、分娩時の痛みを和らげてくれる効果もあります。
会陰裂傷が起こると、産後の回復にも時間がかかりますので、事前に切開しておくことで回復を早めてくれます。

なので、会陰切開を行なった後にはドーナツクッションなどを使うと、痛みや違和感が和らぎますよ。
傷口の痛みが強いときなどには、痛み止めの坐薬などを処方してもらえることもありますので、相談してみてくださいね。
産後は体力も落ちていますし、会陰切開の傷も痛むので、入院期間中などはできるだけ安静にい過ごすようにしましょう。

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