2016.04.05 Tue 更新

子宮内胎児発育遅延って何?妊娠中のこの病気の原因と症状、治療法について

おなかの中の赤ちゃんが何らかの影響によって成長が滞っている状態を「子宮内胎児発育遅延」と言います。胎児の体重の増加曲線からみて体重(推定)が10パーセン以下の場合をいいます。ではなぜそのような状態になるのでしょうか?その原因と症状、治療法についてまとめました。

子宮内胎児発育遅延の原因は?

子宮内胎児発育遅延が発症する確率は妊婦さん全体の2~3パーセントです。
産まれてくる赤ちゃんは高い確率で低出生体重で生まれます。
ほとんどの場合、生後約2~3年ほどで普通の子供の成長へ追いつきます。
また、子宮内胎児発育遅延であった場合、成人後に生活習慣病を発症しやすいとも言われています。
子宮内胎児発育遅延の原因は、胎児側に原因がある場合、胎盤や臍帯に原因がある場合と、母体側に原因がある場合があります。

子宮内胎児発育遅延とは、妊婦さんの胎盤機能が不全や生活習慣病が原因でお腹の中の赤ちゃんが普通よりも遅く成長している状態を指します。
妊娠週数相当の発育に比べて赤ちゃんの推定体重が10パーセントタイル未満の場合のことで、妊婦さんが17歳未満であったり、また35歳以上である場合によく見られます。

子宮内胎児発育遅延とは

原因は大きく分けて、2つに別れます。

妊婦さんから胎盤や臍帯を通して、お腹の赤ちゃんに供給される酸素や栄養分が不足すると、低栄養の原因となります。
これは妊婦さんの高血圧、糖尿病、妊娠性高血圧症候群、心疾患、腎疾患などの母体異常の合併や胎盤、臍帯の異常、によって起こります。
また、低栄養が原因の場合は胎児の頭囲が、くかんに比べて大きく発育して、やせ型の体型となります。

・高血圧
・糖尿病
・妊娠性高血圧症候群
・心疾患
・腎疾患
・低栄養

母体側の原因

胎児側の原因

この場合は低栄養の場合のように胎児がやせ型ではなく、バランスのとれた体型となります。

・色体異常
・奇形
・風疹などによる子宮内感染

どうやって診断される?

子宮内胎児発育遅延を診断するには正確な妊娠数週を把握しなければなりません。
その為、まず妊娠初期に超音波検査で計った胎児の頭殿長、退治の大横怪から計算した妊娠数週と最後の月経から計算した妊娠数週を比較することによって、妊娠数週の再チェックします。そして超音波断層法を使って検査します。

この方法は頭部、躯幹部、四肢などの赤ちゃんの各部分を計り、それから赤ちゃんの体重を予測します。
その際にお腹の赤ちゃんの推定体重が在胎週数別出生体重極圏の10パーセントタイル以下の場合は子宮内胎児発育遅延と診断されます。

治療法は?

日常生活での予防法は、特にありません。注意点としては、過度の運動などを避けます。
この病気は、胎児が小さいだけという認識が一般的で、問題の重要性(病的意味)が理解されにくい傾向が強いので、医師からの説明を十分に受け、なるべく入院して詳しく検査し、治療するよう努力しましょう。
胎児の状態と胎内環境を観察しながら妊娠期間を延長させて、適切な時期に赤ちゃんの分娩を行います。

その他、妊婦さんの基礎疾患の治療や、子宮胎盤循環の血液量を増加させたり、お腹の中の赤ちゃんの低酸素を改善するために薬物療法をしたり、子宮収縮抑制剤を投与して適切な時期に分娩を行えるように対処します。
ですので、赤ちゃんの成長がほとんどみられない場合や、NSTなどで元気がないとなれば、肺の成熟をみて帝王切開で早めにお産にもっていくこともあります。

最後に

子宮内胎児発育遅延とはお腹の中にいる赤ちゃんが、何らかの理由で発育が遅れている状態です。
ママとして不安になるのは当然だと思います。お医者さんと十分なコミュニケーションをとって、
疑問・質問があれば健診の際に尋ねてみましょう。

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