2017.07.18 Tue 更新

子どもが牛乳を飲んでるのに貧血に?牛乳貧血、鉄欠乏性貧血について

牛乳は栄養豊富な飲み物として大人子ども関わらず多くの人が飲んでいるかと思いますが、牛乳の飲み過ぎで牛乳貧乳になってしまう子どもがいるということは知っていますか。一体なぜ牛乳を飲みすぎると貧血になってしますのでしょうか?

牛乳貧血とは?

牛乳といえば、カルシウムをはじめとして炭水化物やタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど栄養が豊富に含まれている飲み物です。
さらに牛乳は栄養素密度も高く、少ないカロリーで栄養素を摂ることができるので多くの人に親しまれています。
しかし、そんな栄養たっぷりの牛乳は、飲みすぎると「牛乳貧血」になってしまいます。
牛乳貧血とは、乳児期から幼児期にかけて牛乳を大量に摂取すると鉄欠乏性貧血や低たんぱく血症を引き起こすことをいいます。

赤ちゃんの時期というのは成長に鉄分が必要です。
カルシウムも必要な栄養素ですが、カルシウムを大量に摂取することで鉄分や亜鉛などのミネラルの吸収が阻害されてしまうのです。
卒乳した赤ちゃんが、母乳やミルクの代わりに牛乳を飲ませすぎていると牛乳貧血になる可能性が高くなってしまいます。
粉ミルクやフォローアップミルクは牛乳とは違い、鉄分を多く含むので牛乳貧血にはなりにくくなります。

牛乳貧血の症状

子どもが鉄欠乏性貧血になると、以下のような症状が出ます。

・顔色が白い
・運動するとすぐに元気がなくなる
・脈拍が早い
・疲れやすい
・唇が白っぽくなる

など、一般的な貧血の症状とほぼ同じです。
子どもの目の下を「あっかんべー」のように少し引っ張って、結膜の色を見るのが分かりやすいです。
結膜の赤みが薄い場合は、貧血の疑いがあります。

牛乳貧血を防ぐにはどうしたらいいの?

牛乳貧血を防ぐためには、鉄分を多く含む食品を摂る必要があります。
粉ミルクやフォローアップミルクの他に、以下のような食品がおすすめです。

肉類、レバー(牛・豚・鶏)、青魚類(かつお、まぐろ、さんま、いわし)、貝類、緑黄色野菜、穀物、豆類(大豆、そら豆、枝豆)、海藻類、ほうれん草や小松菜、卵黄

これらの食品には鉄分が多く含まれており、効率良く身体に取り込めます。
この中でも、特に効率よく鉄分を摂取できるのが肉類やレバーになります。
肉類は鉄の含有量が多いことに加え、比較的アレルギーが少ないのが特徴です。

魚や肉、レバーなどに動物性食品に含まれている鉄分はヘム鉄と呼ばれ、鉄の吸収率が高いです。
だからといって、野菜や海藻、大豆などに含まれている非ヘム鉄を摂取しなくても良いわけではありません。
動物性食品に多く含まれるヘム鉄は、身体への吸収率が良いのですが、非ヘム鉄は鉄分の吸収率が悪く、ほとんど体外に出て行ってしまいます。
しかし、ビタミンCを多く含む食品と一緒に食べることで吸収率が良くなります。

おわりに

バランスの良い食事を心がければ、牛乳が好きでもそれほど心配しなくても大丈夫です。
食事で上手に鉄を補いながら、おいしく健康的に牛乳を飲ませてあげたいですね。

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