妊娠中にリステリア菌に感染した場合には胎児への影響も心配です。
リステリア菌は胎盤を通して胎児にも感染することが分かっており、妊娠初期には流産、それ以降であれば早産や死産を引き起こす可能性が高まります。
リステリア菌への艦船による食中毒は、発熱・筋肉痛・吐き気・下痢などの症状が出ます。
さらに少お嬢が悪化すると、頭痛や髄膜炎、敗血症、意識障害、痙攣などの重篤な症状が起こり、最悪の場合命の危険もありますので注意が必要です。
赤ちゃんへの影響は?
日本でのリステリア菌への感染は年間で200人程度とそれほど多くありませんが、リスクを避けるためにも妊娠中にナチュラルチーズを食べるのは避けておいたほうが良いでしょう。
妊娠中にナチュラルチーズを食べるのを控えたほうが良いと言われる理由は「リステリア菌」への感染を予防するためです。
リステリア菌に感染すると食中毒を引き起こしてしまいます。
それほど強い菌ではありませんし、感染しても重症化することはあまりありませんが、妊娠中には免疫力が低下しているので注意が必要です。
なぜ妊娠中にナチュラルチーズを食べてはいけないの?
・モッツァレラ
・カマンベール
・フロマージュブラン
・リコッタ
・ブリ・ド・モー
・ロックフォール
・ゴルゴンゾーラ
・ブルーチーズ
・チェダー
・ゴーダ
・パルミジャーノ・レジャーノ
ナチュラルチーズと一言で言ってもたくさんの種類があります。
どんなチーズを避けた方がいいの?
出産後に髄膜脳炎を発症することもあり、感染した場合には胎児や新生児の致死率は20〜30%とされています。
食べられるチーズは?
輸入品のナチュラルチーズそのものを避ける以外にも、お菓子や料理に使用されているチーズが輸入品ということもありますので、事前にチェックしてくださいね。
また、ナチュラルチーズ以外にも生ハム、馬刺し、スモークサーモンなどにもリステリア菌が付着している可能性がありますので、妊娠中には食べるのを控えておいたほうが良いでしょう。
これらの中でも特に避けたほうが良いものなどはあるのでしょうか?
注目する点は輸入品か日本国内で製造されたものかという点です。
日本で製造されているナチュラルチーズは製造過程での加熱殺菌が義務付けられているので、リステリア菌は死滅しています。
なので、ナチュラルチーズであっても日本国内で製造されているものなら基本的にリステリア菌感染の可能性はありません。
リステリア菌は75℃以上で数分間加熱することで死滅します。
なので、ナチュラルチーズを使用していてもピザやグラタンなど火がしっかりと入っているものであれば食べても問題ありません。
輸入品のナチュラルチーズを生で食べたからと言って、必ずリステリア菌に感染するわけではありません。
しかし、万が一お腹の赤ちゃんに影響が出てしまう可能性もありますので、気づいた時点で医師に相談してみましょう。
早めに対処することで、重症化するのを防ぐことができます。
まとめ
市販されているプロセスチーズはナチュラルチーズを加熱して作られているので、リステリア菌感染の心配はありません。
クリームチーズやカッテージチーズなどもナチュラルチーズ同様に、加熱処理しているものであれば心配はいりませんので、事前に確認してから食べるようにしてくださいね。