排卵期のおりものはとろみのあるゼリー状になっており、量も多くなっています。
これにより精子が子宮にたどりつきやすい状態を作っているのです。
排卵日は基礎体温やホルモンの値などから判断し、医師より指示があります。
精子と頚管粘液の相性を知るテストのため、子宮粘膜が妊娠に適した状態になっている排卵日前後に行うのが最適と言われています。
フーナーテストはいつするのがいいの?
性交を行ったあと、子宮と膣を結ぶ子宮頸管の粘液を採取して、粘液に含まれている精子の数や運動状態などを調べます。
フーナーテストの結果によって、精子が子宮にきちんと入っているかどうかがわかります。
フーナーテストとは、ヒューナーテストとも呼ばれ、性交後に子宮頸管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査です。これは、不妊検査の中でも、初期段階に行われる基本的な検査です。
フーナーテストとは?
フーナーテストの費用は、病院にもよりますが、ほとんどが保険適用外となっているようです。しかし、フーナーテストは特殊な薬剤や手術などの必要がなく、他の治療や検査に比べて比較的安いといえます。
フーナーテストにかかる費用
正確な結果が出やすいのは、性交後3~5 時間以内とされています。
性交後1日以上過ぎてしまうと、精子が死滅したり、外に流れてしまうので結果が出にくくなります。
まず腟の奥に残った精液と子宮頚管の粘液を採取し、総精子数と運動精子数を調べます。
腟の奥に精子が認められれば、確実に射精されたことがわかります。
また、頚管粘液中に多くの運動精子が発見されれば、適合性が良いと判断されます。
フーナーテストの結果の見方は?
自治体によっては不妊検査に助成金を出してくれるところもありますので、お住まいの自治体に確認してみると良いでしょう。
フーナーテストは、基本的に頚管粘液検査や精液検査、エコーなどとセットになっているため、3,000円~5,000円ほどかかるようです。
フーナーテストだけならば、検査1回あたり1,000円程度です。
また、フーナーテストは1回だけというわけではなく、何度か実施されるものとなりますので、そのたびに費用はかかります。
フーナーテストの具体的な判断基準
フーナーテストの結果が不良だったら?
結果が優であれば妊娠がしやすく、不良であれば妊娠しにくい状態という判断になります。
運動精子数が15個以上:優
運動精子数10個~14個:良
運動精子数5個~9個:可
運動精子数4個以下:不良
フーナーテストは非常に誤差の大きいテストです。女性のおりもの量や男性の体調、性交のタイミングなどで大きく影響されてしまうものです。
そのため、1度不良という結果になったからといって、気にする必要はありません。
何度かフーナーテストを行うことで結果が変わる場合もあります。
テストがくり返されるのが夫婦のストレスとなる場合もありますので、医師と相談し検査を行うと良いでしょう。