赤ちゃんが首を振る仕草をする場合、中耳炎にかかっている可能性も考えましょう。
中耳炎とは耳の中にウィルスや細菌が繁殖し、炎症を起こしている状態のことです。
風邪を引いた後に発症することが多く、発熱や黄色い耳だれが出てくるのが特徴です。
耳を触ったり、枕やシーツに黄色いドロッとしたシミがついていたりする場合は、中耳炎の可能性が高いので、すぐに病院へ連れていきましょう。
中耳炎の可能性
赤ちゃんが仰向けの状態でぐずりながら首を振るパターンの場合、うまく眠れなくて不愉快に感じているのかもしれません。
赤ちゃんは眠たくなると体温が上昇してきます。ずっと同じ体制で仰向けに寝ていると、後頭部が蒸れて暑くなってくるのです。
そのため、首を左右に振ることにより後頭部の熱を逃がそうとします。
何度も首を左右に振る場合は、空調を調整したり、お布団を少し少な目にしたりして快適に眠れるようにしてあげましょう。
眠たい場合
赤ちゃんが首を振るのは、さまざまなことが関係していると考えられます。
赤ちゃんが首を振る理由
赤ちゃんが首を振る仕草をするのは、視野が広がったことが関係していることがあります。
首が座ると頭を大きく動かせるようになるため、見える世界が一気に広がります。
視野が広がってきた
赤ちゃんの好奇心が活発になって首を振っていることもあります。
赤ちゃんが月齢を重ねる毎に色々なものが見えてくるようになり興味を示すようになるので、見えるものすべてに興味津々になり、キョロキョロと首を振りながらいろんなものを観察します。
好奇心が育っている証拠ですので温かく見守ってあげましょう。
好奇心
まとめ
時々、授乳中に首を振る仕草をすることがあります。ある程度飲んでいる様子なら「もういらない」というサインの表れと言えるでしょう。
首を振るのは、おっぱいや哺乳瓶から顔を遠ざけたいからです。
また、授乳を始めようとすると、急に首を左右に振って拒絶することがありますが、お腹が空いていなかったり、哺乳瓶の口が合わなくなってきたりしたことなどが関係している可能性があるでしょう。
お腹がいっぱい
そして首を振ることで景色が変わることに楽しさを覚え、頻繁に首を振って景色が動くのを楽しんでいるのです。
それまで、仰向けの状態で天井や斜め上の景色しか見えていなかった赤ちゃんにとって、首を振ることで見える世界が広がるのは画期的なことなのです。
ご機嫌な様子で首を振っているようなら、新しい刺激を楽しんでいる可能性が高いです。
赤ちゃんが首を振る理由や振り方のパターンについてご紹介しました。
首を振る理由はさまざまで、中耳炎などの病気が隠されていることもあれば、単に好奇心が理由の時もあります。
首の振り方を観察することで、病気なのか楽しんでいることなのか、見極められるようになりたいですね。
泣いていたりぐずっていたりしないようなら問題ないと思いますが、少しでも心配なときは医師に聞いてみましょう。