ズバリ!手足口病は胎児への影響はほとんどありません
妊娠中ただでさえ不安定な体調の中、お腹の中の赤ちゃんへの影響が一番気になりますね。
妊娠中に手足口病に感染してしまう原因として、抵抗力の低下も挙げられますがその他、上の子が保育園や幼稚園にかよっているお母さんなど子供経由で感染してしまうなどリスクが高まります。
妊娠中の手足口病の感染について
手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症。手足口病の原因は、コクサッキーウイルス、エンテロウイルスなどのウイルスにより発症する急性ウイルス性感染症です。
複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。
患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占めますが、まれに大人にも感染します。
手足口病とは?
出産後に新生児に感染してしまう場合がある
ただし、出産間際にかかってしまうと別のリスクが高まってきます。
妊娠中いつの時期にかかっても、影響はほとんどないと言われていますし、日本産婦人科医会からは、「お腹の赤ちゃんの影響について胎児異常との明らかな因果関係を証明した報告はありません」とされています。
基本的には、栄養をきちんととること、睡眠休養を欠かさないこと、また水分補給し脱水症状を避けるなどを心がけると良いでしょう。
刺激のあるものは避けて、のどごしの良い冷たいものを飲みましょう。
また口内炎で食欲が落ちることもかんがえられます。かまずに飲みこめる、刺激の少ないものを食べましょう。
お腹の中の赤ちゃんには影響なくとも、手足口病は妊婦さんにとって辛いものです。
発熱であったり、痛みを伴う湿疹、口内炎などの症状が出ます。
また、大人の場合子供よりも重症化しやすい傾向があることがわかっており、数日~1週間はこの辛い症状が続くと言われています。
妊娠中の手足口病の感染で辛いところは、使える薬が限られること
出産間際に手足口病に感染すると、胎盤を通して感染することはありませんが、出産直後に新生児に感染してしまう可能性はあります。
この場合も、お母さんから免疫をもらっているため軽い症状ですむことがほとんどです。
高熱で辛い場合も、解熱剤を飲んで良いかはかかりつけの主治医へ相談してから服用するようにしましょう。
間違っても自己判断で服用しないでくださいね。
2人目妊娠の場合が一番注意が必要です。
前述のとおり上の子がもらってくるだけではなく、自分がかからなくても生まれたばかりの新生児にうつってしまう場合があります。
子供とタオルやスポンジを別にするなどして、お母さんにも赤ちゃんにも感染しないようより一層気を使うことが必要になります。
この通り、手足口病をさけるには家族みんなで予防を心がけるのがいいですね。