毛の量や、赤ちゃんの成長にも個人差があるので一概には言えませんが、寝返りをするようになる生後半年前後からこの胎毛は抜け始め、1歳頃には体毛が目立たなくなるケースがほとんどです。
先ほど赤ちゃんが生まれても胎毛が残っていると紹介しましたが、成長するにしたがって胎毛は産毛へと変わっていきます。
赤ちゃんが生まれるとこの胎毛は、髪の毛を除いて必要なくなるので自然と抜け落ちていきます。
特に生まれた子が女の子だった場合、親としては毛深さが心配になるかもしれませんが、時間が経つとすべすべの肌になるので心配する必要はありません。
顔の産毛は寝返りなどを繰り返しているうちに、体の産毛はお風呂に入ったり運動していると徐々に抜け落ちてきますよ。
赤ちゃんの背中などに生えている毛はいつまで生えている?
胎脂はお腹の中にいるときに赤ちゃんの肌を刺激から守ってくれるもので、胎脂が体から剥がれないように胎毛と絡み合って赤ちゃんを守ってくれていたものになります。
妊娠後期になると、お腹の中の赤ちゃんの皮膚も強くなり、胎毛も必要なくなり徐々に薄くなっていくのですが、生まれてからも胎毛が残っている場合があります。
これが、生まれた時の赤ちゃんの顔や背中、手足に生えている産毛の正体です。
赤ちゃんが生まれた時に全身に白い脂のようなものがついていると思いますが、これを胎脂と言います。
赤ちゃんの産毛は、妊娠中ママのお腹の中にいる時から生えているもので、長期間羊水の中にいても皮膚がふやけることのないようにするために存在していて、胎毛と呼ばれています。
新生児が毛深い理由
人は生まれた時に毛穴の数は決まっているようで、大人になっても変わることはありません。
なので、体が大きい大人に比べて体が小さな赤ちゃんは毛穴が密集しているので、毛深くみえても体が大きくなるにつれて、毛穴の密度が低くなり、毛深さは目立たなくなります。
赤ちゃんが毛深いからといってあまり心配しないでくださいね。
胎毛については、自然と目立たなくなるといいましたが、パパ、ママや親族の誰かが毛深いのが遺伝してしまったのではないか?と心配になる方もいると思います。
将来的な毛深さについては両親や親族の毛深さが遺伝する可能性はあるようですが、生まれたての赤ちゃんの毛深さがそのまま関係しているとは限らないようです。
両親の遺伝は関係ある?
赤ちゃんが成長し、小学生や中学生になった時に毛深さで悩んでいるようであれば、その時に適切な対応をしてあげてくださいね。
自然と抜け落ちていくと分かっていても、見た目的に毛深いのが嫌だというママやパパもいるかもしれませんが、体毛の処理はしないようにしましょう。
カミソリや毛抜きなどで体毛を処理しようとしたら、まだまだ皮膚の弱い赤ちゃんの肌を傷つけてしまうかもしれませんし、炎症を起こしてしまう可能性もあります。
赤ちゃんの体毛は皮膚を守る上でも大事なものなので、そのまま自然に任せるようにするのが良いでしょう。