2016.09.27 Tue 更新

妊娠と生理の関係。生理がきても妊娠していることもある。

妊娠に気付くきっかけとしては、生理が来なくて気付くことが一般的だと思います。妊娠を待ち望んでいる人にとっては、生理が来るか来ないかは、妊娠を判断する為にも非常に大事な判断材料になってきます。ですが、本当に生理が来た場合は妊娠していないのでしょうか?実は、生理がきていたのに妊娠していた!ということもあるのです。それは何故でしょうか?その原因などについてまとめてみましたので、是非ご覧下さい。

不正出血の原因

生理がきているのであれば、先述したように子宮内膜が血となって排出されていますので、妊娠している可能性は非常に低いです。
ではどういうことかと言いますと、正確には生理と思っていた出血は、生理ではなかったということです。
生理以外での出血は不正出血になりますので珍しくはありませんが、あまり良いことではありません。

生理が来ているのに妊娠している!?

生理とは定期的に起こる正常な出血で、医学的には月経と言います。
一定の周期で排卵が起き、受精卵を迎えるために子宮内膜が厚くなります。
ですが、受精がなかったり、受精しても子宮内膜に着床しなかったり等で妊娠に結びつかなければ、厚くなった子宮内膜を子宮の外に排出します。
この剥がれた子宮内膜が血となって排出される現象が生理です。

まずは生理について

受精卵が子宮内膜に着床した後、発達する過程で現れる症状が胞状奇胎です。
胎盤の元となる組織が異常増殖し、水疱状になって子宮の中を覆いつくします。
不正出血に伴い下腹部の痛みもみられます。
これは妊娠を継続することはできなくなるため、医療機関での早期の処置が必要です。

胞状奇胎

受精卵が子宮内膜に着床したときに起こる出血で、生理よりは量は少なく、2〜3日程度で収まります。

着床出血

出血の原因が生理ではなく不正出血だとしたら、その原因は何なのでしょうか?
不正出血は生理予定日のタイミングで起こったりするものですが、ヒドい場合だと流産に繋がるケースもありますので、軽視しないようにしてください。

受精卵が子宮内膜に着床して根を伸ばすときに、絨毛膜と子宮内膜に間に血がたまって塊になる現象です。
出血は少なめです。
血の塊は小さいものだと自然に吸収されるので問題ありませんが、大きい場合ですと、流産の可能性にも繋がりますので、注意してください。

絨毛膜下血腫

子宮外妊娠とは、受精卵が子宮内膜以外の卵管などに着床することです。
こちらも妊娠を継続することは出来ません。
激しい腹痛を伴い、大量出血の危険性がありますので、病院できちんと処置を受けることが必要になってきます。

子宮外妊娠

生理による出血なのかを見極める

確信が持てるようしっかり検査を

正直、出血が見られた時にそれが生理によるものなのか、不正出血なのかを見極めることは難しいです。
ですので、なるべく普段から基礎体温を記録しておくことをオススメします。
生理がくると基礎体温は下がりますから、もし体温が高温を維持しているのならそれは妊娠している可能性が高いです。
基礎体温の変化を見れば、ある程度は妊娠しているかどうかの目安にはできると思います。

出血があった際に、いつもと違うかな?と思っても、出血があったから生理と決めつけるのは、本当は避けたいですね。
もしも妊娠の可能性が少しでもあるのならば、自己判断はしないで下さい。不正出血の可能性も考えて、妊娠している、していないどちらにせよ、確信が持てるようしっかりと検査することをオススメします。
その為には、普段から基礎体温を記録しておくようにしましょう。

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