2017.09.16 Sat 更新

秋にかかりやすい感染症ライノウィルスについて

季節の変わり目は体調を崩しやすいもの。 それは大人でも子供でも変わりません。 本日は秋にかかりやすい感染症「ライノウィルス」についてご紹介します。

ライノウィルスは、33度付近の温度で繁殖します。
そのため、咽頭や鼻など呼吸器官などで繁殖しやすく、症状も主にそこにでます。

ライノウィルスの症状

感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染、また、トイレなどでの接触感染の場合が多いようです。

症状は2週間程度で全快に至りますが、一度かかって抗体ができても、たくさんの種類のライノウィルスがあり、治癒しても、再度かかる場合があります。

ライノウィルスとは、春から秋にかけて感染者が増える病気で、冬には下火になりますが、1年を通していつでも見られる病気です。
主に、頭痛や呼吸器疾患などが起こりその少し後から遅れて咳が出始めます。
大抵の場合、高熱が出ることはなく、鼻や喉などの気管支系になどに症状が出ます。

ライノウィルスとは

ライノウィルスの治療について

潜伏期間は1〜3日と短いウィルスでもあります。

症状として、最初は頭痛や、のどの痛み 鼻づまり、くしゃみ、、鼻水などの呼吸器疾患から始まり、その後遅れて、咳が出てきます。
発熱もしますが、そこまでひどく高くなることが少ないようです。

特にダニなどで、アレルギーを持ち小児ぜんそくを患う子供は、布団などに生息しているダニを吸ってしまい、慢性的に鼻やのどの粘膜が弱くなっているため、ライノウィルスに対しての抵抗力も弱くなっています。
結果、アレルギー性鼻炎や気管支ぜんそくの発作を起こす引き金となることが懸念されます。

ぜんそくを持つ人がこのライノウィルスに感染すると、気道狭窄が起こる場合があります。
これによりほかの方よりも息苦しさを感じるほか、症状がひどくなる可能性があります。

ぜんそくを患っている人は注意が必要

基本的には、症状に合わせた対症療法になります。
ライノウィルスに感染すると、気道の粘膜を痛めてしまう、他の細菌により二次感染が起こる場合があります。
また、鼻が詰まるなどの症状が悪化することによって、中耳炎や気管支炎、副鼻腔炎になるほか、肺炎に至る場合もあり、そうならないよう抗生物質を処方され流場合が多いようです。

ライノウィルスは健康な人には症状が出にくい

ライノウィルスの予防法

ライノウィルスの特徴として、健康な人には症状が出にくいというものがあります。
そのため、知らないうちに周囲の人にウィルスをばらまいている可能性があり、抵抗力の弱い赤ちゃんや、小児ぜんそくを患う子供がいるご家庭では、家族がウィルスを持ち込まないように注意する必要があります。

ライノウィルスはアルコール除菌などでは、除菌できないウィルスです。
これはウィルスには膜があり、胃腸炎などを起こすウィルスなどはアルコール除菌でこの膜を壊すことが可能ですが、ライノウィルスの膜はアルコールでは壊すことができません。

★ 手洗いは複数回行いウィルスを洗い流す。
★ その後、二次感染を防ぐためアルコール消毒を行う。
★ 喉で繁殖しやすいウィルスなので、うがいを必ず行う。
★ 水分補給を欠かさない。
★ 加湿を行う。
★ 家族が感染したら、マスクを着用させる。

ですので、予防方法としては、以下となります。

喉や呼吸器官などを重点的に予防しながら、アルコールでも除菌できないウィルスですので、感染源を立つことが重要です。
家族で協力して、感染しないように努力することが必要ですね。
また、感染した場合マスクを着用し人にうつさないようにしますが、落とし穴として、それを捨てる際にお母さんが触って、ほかの人に移ってしまう場合があります。
着用後のマスクの取り扱いには十分に気を使うようにしましょう。

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