2016.04.13 Wed 更新

切迫流産って?妊娠中のこの病気の原因と症状、治療法について

妊娠21週目までに胎児が育たなかったり、途中で流れたりすることを「流産」といいます。 「切迫流産」とはその流産になりかけている状態です。ではなぜ切迫流産になってしまうのでしょうか?その原因や症状、治療法についてまとめてご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

正直に言うと、原因不明なことがほとんどです。
ですが、妊娠初期は胎嚢(たいのう)の周りの妊娠組織が、子宮内の粘膜を壊しながら入り込んでいきます。
そのため、常に微少な出血がおこっている状態で、また同時に、吸収もされています。

主な原因は何なのか

切迫流産は、症状が分かりづらく予防法がハッキリと分かっている訳ではないので、しっかりとした知識を備えておいて下さい。
ちなみに、妊娠23週以降37週未満で同じような症状が見受けられる場合は、切迫早産と言われ、早産しかかっている状態です。

言葉だけ聞くと、流産してしまったことのように思えますが、本当の意味は流産になりかけている状態です。
実際には、流産になる妊娠22週未満の時期に、子宮出血があった時、切迫流産といいます。一応妊娠を継続できる可能性はありますが、本当に流産してしますと、継続はできません。
(流産全体の約8割は妊娠12週未満と非常に早い時期に起こります。逆に12週目を越えると、流産の可能性は低くなっていくのです)

切迫流産とは

お腹の張り、少量の出血が続き、主に下腹部痛を伴うケースが大半です。
下腹部痛の強さは人それぞれなので、感じない人は全く感じません。

症状の現れ方は?

出血の多くは、吸収されなかった血液が子宮内に溜まり外に流れてくるからだと、考えられます。
その他には、胎児の染色体異常や、子宮内の炎症、体の冷え、ストレス等もあります。
東洋医学では、体の冷えが一番の原因として挙られています。
妊婦さんいおいて、冷えというのは本当に注意しなければならないのです。

先述したように妊娠22週未満で不正出血や、おりものに混ざる少量の茶色分泌物は、経過をみて、定期検診時なので医師に相談して下さい。

切迫流産に気付いたら?予防法は?

現在の医療では残念なことに、確率した治療法がなく、出血がある間は、安静にするということが1番効果的だとされています。
子宮萎縮が強く、痛みを伴う場合は、緩和させる一つの手段として、子宮萎縮抑制薬を使用することもありますが、基本的には自宅で安静にしておくことが、1番大事になってきます。

治療法は?

妊娠初期は母体ともに赤ちゃんも不安定な状態にある為、不正出血もありますが、少量の出血だから大丈夫などと、自己判断しないようにしてください。

出血があった場合は子宮に何らかの異常が起きている可能性が高いので、まず切迫流産を疑って下さい。
また、出血や下腹部痛も長く続くようでしたら、出来る限り安静にし一度医師に見てもらうようにして下さい。

この切迫流産は、様々なことが原因で起こりうるので、これが絶対的な予防法!というのは残念ながらありません。
すぐにできる予防法としては、母体にもお腹の赤ちゃんにもストレスを感じないよう生活が、大事です。

お家の周りや公園を、少し散歩するのでも気分転換にもなりますし、半身浴や足湯などで体をあたため血行を促すのもオススメです。
日々健康的な生活を送ることで、切迫流産の予防に繋がっていきます。

また、ストレスを感じない為にと、ずっと家の中にいたり動かずにいると、それはまた血行が悪くなってしまうので、適度に運動を心がけましょう。
ストレスも発散でき、血行も良くなるので一石二鳥です。

アルコールや煙草、香辛料などの刺激が強いものの過剰摂取や不規則な生活、不摂生は絶対に避けて下さい。
嗜好品が多い方などは、なかなか難しいかもしれませんが、赤ちゃん母体のことを考えたら我慢出来るはずです。

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