二絨毛膜二羊膜双胎
その時期によって、赤ちゃんを包む羊膜と絨毛膜の数が変わってきます。
二絨毛膜二羊膜双胎、一絨毛膜二羊膜双胎、一絨毛膜一羊膜双胎と3つの種類に分けられます。
また、二卵性双胎の場合ですと2つの受精卵から発生するので、2個の胎盤があり、二絨毛膜二羊膜双胎となります。
この多胎妊娠はリスクが大きく存在します。
多胎妊娠のうちそのほとんどが双胎妊娠です。一般的にいう、双子です。
この双胎妊娠には2つのタイプがあり、一卵性双胎と二卵性双胎があります。
一卵性双胎は1つの受精卵の分裂により発生します。
多胎妊娠とは、双子や四つ子など2人以上の赤ちゃんが同子宮内に存在している状態です。
自然妊娠で多胎妊娠になる確率はおよそ1%以下です。
日本は欧米に比べて自然と多胎妊娠になる確率が低く、人種的には自然に双子になる確率が一番少ないと言われています。
多胎妊娠とは
一絨毛膜一羊膜双胎
これは一卵性の双子が多く該当します。2人の赤ちゃんが同じ絨毛膜内で1つの胎盤を共有していますが、羊膜は別々になている状態です。
一絨毛膜二羊膜双胎で気になる点は、同じ胎盤を共有しているために、栄養分に偏りが出て片方が発育不全等に陥るリスクが懸念されます。
一絨毛膜二羊膜双胎
この場合は2人の赤ちゃんは別々の胎盤なので、羊膜と絨毛膜も別々に共有しています。
完全に別の部屋にいるような状態です。
治療法は?
また、子宮の成長が速く感じ下腹の違和感や痛みを強く感じることもあります。
貧血や妊娠高血圧症候群などの確率が高くなるリスクもあり、お腹の中の胎児には切迫早産や、発育不全などの確率も高くなります。
まず、つわりがひどくなります。つわりの感じ方は個人差ですが、一般的には多胎妊娠の方の方が、つわりがひどくなりやすいようです。
食欲が無いだけでなく、水ですら飲めなくなる程、ひどい方もいるようです。
特に妊娠所期には、重症悪阻で入院となる場合もあります。
多胎妊娠の症状は?
稀に一卵性の双子で起こります。
2人の赤ちゃんは同じ胎盤と絨毛膜、羊膜を共有していますが2人の間に壁がない為、お互いのへその緒がからまってしまうリスクがあります。
胎児へのリスクを抑える為に、妊娠中は管理をしっかり行ないましょう。
先述した赤ちゃんを包む羊膜と絨毛膜の数でも、リスクは変わってきますので、一絨毛膜一羊膜双胎の赤ちゃんが、一番ハイリスクといえるでしょう。
早産の兆候が見られてから入院した場合と、予防として入院した人たちを比較すると、兆候が見られてから入院した方達のほうが、明らかに早産、子宮内胎児発育遅延症等のリスクが軽減される為です。
妊婦健診にこまめに行って、気になる点は医師に相談し、現在の状態を細やかにチェックをしてもらうようにしましょう。
基本的には、なるべく安静にしなければならない為、妊娠25週目前後の時期に安静入院をするのも、予防策としては良いでしょう。
一般的な治療方法として1番重要なのは、早産と妊娠高血圧症候群、子宮内胎児発育遅延症の予防です。多胎妊娠は早産の発生率は、単胎妊娠の約9倍といわれています。
多胎妊娠は妊娠中、出産後ととても大変で心配事もつきませんが、伴うリスクをしっかりと把握し、予備知識をつけることで必要以上に心配しなくて済みます。
自己判断せずに、気になる事があればすぐに医師に相談し、不安を取り除くようにしましょう。
周りの方のサポートも得ながら、しっかり乗り切って、かわいい赤ちゃん達に出会いましょう!