2016.05.10 Tue 更新

妊娠中ってどんなビタミンが欠かせない?ビタミンB群とCの働きについて

妊娠中に食べるものは、妊娠ママの健康だけでなく、お腹の中の赤ちゃんに大きな影響を与えています。 ママとお腹の赤ちゃんのために欠かせない栄養素はたくさんあります。 「ビタミン」は妊娠には欠かせない栄養素のひとつです。 その中でも特に摂取したいビタミンである、「ビタミンB群」と「ビタミンC」についてご紹介します!

胎児の脳・血管・骨などを形成する

ビタミンCには体の免疫力を高める力があり、病原菌やウイルスなどから身体を守る働きがあります。
お腹の中の赤ちゃんにしっかりと栄養を届けるためにも、風邪を引くけません。
風邪薬も風邪のウイルスも赤ちゃんに何か影響を与えてしまうかもしれないと考えたら、免疫力を高めていないといけませんよね。

身体の免疫力を高める

ビタミンCは身体に必要なたくさんの役割を持っています。
ビタミンCは本当に万能なんだなあとしみじみ思っちゃいます。

ビタミンCの摂取目安量は、1日あたり100mgです。
妊娠中(初期~後期)はこれに+10mgの110mg、授乳中は+45mgの145mgです。

ビタミンCは体内でさまざまな用途に使われますし、ストレスや疲労などでどんどん消費されてしまいます。
許容上限の範囲で多めに摂取しておきましょう!

ビタミンC

ビタミンCが特に吸収・働きを助ける栄養素は、鉄分・カルシウム・葉酸等です。
この3つは不足しがちになってしまう栄養素ですね。
摂取した栄養素を効率よく、体内で利用できるようにしてくれるんです。

他の栄養素の吸収・働きを助ける

赤ちゃんの脳の発達にもビタミンCは欠かせない大事なものです。
に記憶・学習を司る海馬の発達は、特にビタミンCが関与しています。
少しでもビタミンCが欠乏してしまうと、脳は深刻なダメージを受けるそうです。

ビタミンCには「コラーゲンの生成を助ける」という働きがあります。
コラーゲンの生成を促進されると、丈夫な皮膚・骨・血管が作られるのです。

ビタミンB群には、8種類のビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)があります。
ビタミンBには疲労回復を促すB1、細胞を再生させ、成長を促進させるB2等があります。
様々な効果があり、妊娠中はビタミンB群がたくさん必要になります。
中でも必要なものが「ビタミンB12」「ビタミンB6」「葉酸」です。

ビタミンB群

フルーツ類(いちご・キウイ・レモン・オレンジ・グレープフルーツなど)やブロッコリー、小松菜などに多く含まれています。
何だかとても簡単に摂取できそうですけど、ビタミンCは水溶性ビタミンです。
溶性ビタミンは調理によって失われがちで、不要な分は尿と一緒に体外へ排出されるため、過剰に摂取しても弊害は出にくいとです。
しかし、許容上限を超えた量を摂取し続けるとお腹の張り・下痢等の症状を引き起こすこともあるので注意が必要です!

ビタミンCを多く含む食べ物

葉酸

葉酸は緑黄色野菜や、柑橘類やレバーに多く含まれています。
特に葉酸が多く含まれる食べ物はモロヘイヤ、アボガド、レバー、納豆、ほうれん草、グリーンアスパラ、ブロッコリー、白菜、春菊、いちご、調製豆乳等です。
調整豆乳はタンパク質も一緒に摂取できるので、おすすめな食べ物です。

葉酸を多く含む食べ物

水溶性ビタミンB群の一種です。
胎児の脳や神経の発達に欠かせない栄養素で有名ですね。
妊娠時に摂取しないといけない量は1日あたり480μgです。
水溶性ビタミンは水に溶けやすく、熱にも弱いので、調理の際に失われがちな葉酸は、なかなか摂ることができません。
ですので、サプリメント等で1日400μgを摂るのがおすすめされています。
ただし、上限は900~1000μg程度です。過剰摂取には注意してください。

赤血球中のヘモグロビンの合成を促す働きがあります。
ビタミンB12と切っても切れない関係にいるのが、先程紹介した「葉酸」です。
葉酸とビタミンB12、この2つは互いに補い合っている関係にあり、一緒に摂ることで吸収率を高めることができます。
ビタミンB12は、妊娠中は1日2.8μg摂るように意識してくださいね。
葉酸等と違って、ビタミンB12には摂取量の上限がありません。
何故ならビタミンB12は摂りすぎても、摂りすぎた分は尿となって、自然に身体から排出されます。
安心して摂取できますね!

ビタミンB12

ビタミンB12を多く含む食べ物

妊娠時には、1日に1.4mg摂るようにしましょう!
一度に大量摂取すると神経障害等を起こす可能性があります。
1日に摂取できる上限は45mgです。
上限を超えないように注意してくださいね。

タンパク質の合成を助けて皮膚や粘液を丈夫に保つ働きがあります。
「つわりの原因」であるアミノ酸の代謝不良を整える働きもあります。

ビタミンB6

ビタミンB12は、植物性の食べ物にはほぼ含まれていません。
しじみやあさり等の貝類に多く含まれています。
他にも肉類や乳製品等の動物性の食べ物や海苔等の海草類にも含まれています。
食べ物からだけではなく、サプリメントも一緒に使っていくことで、しっかり補っていくことがおすすめです。

ビタミンB6は、バナナやにんにく、イワシにサンマ等の青魚、大豆に鶏肉等です。
特におすすめな食べ物はバナナです!
手軽に安価で手に入り、食べやすく、食物繊維も豊富です。
カルシウムが多いヨーグルトとの相性も良く、一緒に摂取しやすいというのもポイントですね。
鶏肉の中でも、ささみ等に多く含まれているとされています。

ビタミンB6を多く含む食べ物

いかがでした?
意外と手軽に手に入る食べ物が多くあったのではないかと思います。
妊娠中は、ここに紹介している物だけでなく、色々な物をバランスよく食べることが大切です。
不足・過剰摂取に気をつけならがら、意識して上手に摂取してくださいね!

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