基礎体温の正しい測り方
・次の生理予定日はいつ頃か
・排卵の状態はどうか
・妊娠、産み分けしやすい時期がいつか
・プロゲステロン(黄体ホルモン)が正常に分泌されているか
・体調の変化や、気分の良い時、悪い時
・妊娠や、流産していないか
・更年期の症状
・肌荒れしやすい時期、調子の良い時期
妊活中、とても大切なのが自分の基礎体温を知ることです。
基礎体温を知ることで、こんなことがわかります。
基礎体温でわかること
口にくわえて、計測する
基礎体温は、目覚めてすぐ体を起こさず寝ている状態(安静にしている状態)で、計測するのが基本です。
枕元の手の届く範囲に、準備しておきましょう。
毎朝、欠かさず計測する
基礎体温は、女性の体のバロメーターになります。
妊活中でなくても、女性は知っておくべきです。
そんな基礎体温の、正しい測り方をご紹介します。
実測式
婦人体温計の種類
記録する時は、基礎体温の変化がぱっと見てすぐ分かる線グラフのようにすると良いでしょう。
最近では、基礎体温を記録するためのアプリや、便利なツールもあるので、そういったものを利用するのもオススメです。
計測したら、記録する
基礎体温を測る婦人体温計は、口にくわえて計測します。
先端を舌で押さえるように、くわえて口を閉じた状態で測ります。
体温がこれ以上、上がらない温度まで計測する方式。
水銀体温計や、電子体温計の中の一部にこの方式のものがある。
数十秒間の体温の上がり方から、分析して、予測する方式。
本体に記録できるなど、便利な機能が付いているものが多い。(電子体温計)
予測式
・測定時間が長い(5分~)
・正確性が高い
・低価格のものが多い
ハイブリッドタイプ
・測定時間が短い(10秒~90秒)
・実測式に比べると正確性が低い
・少し高めのモノが多い。
予測式と実測式の両方の機能を兼ね備えた新しいタイプです。
測定時間が実測式よりも短く、予測式よりも正確性が高いという特徴があります。
価格は少し高いですが、スマホのアプリと連動して記録ができたりと、便利な機能が付いているものが多いです。
基礎体温表の見方
では、実際に毎日続けて計って記録した体温表をどのように見れば良いのでしょうか?
個人差があるのはもちろんですが、低温の時期と高温の時期があるのがわかるかと思います。
その「低温相」と「高温相」の分かれ目の時期が「排卵」の起こる時期です。
排卵は低温期の中でも最も体温の低い日から数日以内に起こります。
なので、グラフの変化を見ることで排卵日の予想が付けられるのでタイミング法などを行う際にも利用されますよね。
排卵が起こると「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが増加し、体温が上がります。
この高温期はどのくらいの体温を指すのかは個人差があるため一概にはいえませんが、低温期の平均より0.3度以上あがっていれば高温期だと言えるようです。
高温期の期間がどのくらい続くかも重要で、一般的には14日間ほど続くようですが、9日以下など高温期が短い場合には、「黄体機能不全」と呼ばれる状態になっているかもしれないので、注意が必要です。
気になる場合には医師などへ相談してみると良いと思います。