2016.05.30 Mon 更新

母乳はいつまでやるのが良い?離乳食との併用は?メリットやデメリットについて

母乳が赤ちゃんに様々な効果をもたらしてくれるとメディアでも紹介され、最近は母乳育児を心がけるお母さんたちが増えています。しかし、母乳っていつまであげて良いのか気になりませんか?今回は、卒乳のタイミングや離乳食との併用についてまとめてみました。個人差もあるので、赤ちゃんの様子を見て、ぴったりのタイミングで卒乳してくださいね。

いつまでと正解はないです。
決めるのは赤ちゃんとお母さんなので、子供に負担のない自然な形で卒業していく事がゴールだとされています。

今の産科指導では、急いでやめる必要はないという考えが主流になっていますし、2〜3歳になっても、おっぱい大好きで吸っているお子さんはいます。
子供が欲しがっていて、ママの事情がなければ1歳過ぎたからと焦って辞める必要はありません。

個人差は大きくありますが、一般的に卒乳や断乳は離乳食が完了する1歳から1歳半頃が多いです。

生活スタイルも様々で、母乳が出る、出ない等の個人差もあります。
そろそろやめてみようなと意識し始めるタイミングは、1歳を過ぎた頃くらいからがオススメです。

母乳はいつまで必要?

母乳育児をしていると、いつまで与えればいいのか迷いますよね。
特に母乳が出ていると余計に…。
卒乳なのか、断乳になるのか、赤ちゃんの状況にもよりますし、特に職場復帰の予定がないとどうしていいのかわかりません。
今回は「母乳はいつまでやるのが良いのか?離乳食との併用は?メリットやデメリット」についてご紹介します!

人に預けることができる

やめたばかりの頃はおっぱいが張って痛いと感じる方が多いです。
ですが、次第に痛みも和らぎます。また、乳頭が切れることもなくなりますよ。

乳房の痛みが和らぐ

授乳は赤ちゃんにとってもママにとっても心を安定させる効果があります。
母乳をやめるメリットをご紹介します!

母乳をやめるメリット

夜中の授乳がなくなる

授乳中はお酒を飲むことを我慢し、ストレスだった…なんて方、いらっしゃると思います。
また、薬が飲めないため体調を崩した時に辛い思いをする方もいるでしょう。
そんな規制がなくなっていきますよ。
自由に食べたり飲んだりができるようになります。

食べ物や飲み物に気を付ける必要がなくなる

母乳をあげている間は、母親に代わることができる人はいませんでした。
しかし、ミルクを使ったり、離乳食に移行することで美容院や買い物等、お母さんが1人で行動できる時間を作ることができますよ。
普段育児で溜まるストレスをリフレッシュできるようになります。

夜泣きをしては添い寝しながら母乳をあげる日々…
この寝不足はいつまで続くの!?とお母さんたちは困惑したでしょう…
ですが、母乳をやめることで夜中のおっぱいタイムをなくすことができます。
辛い睡眠不足から解放されることになります。

おっぱいが痛い

母乳をやめた後にも実は、たくさんのトラブルが起きる場合があります。
特に母乳過多の方や、母乳の分泌量が減っていない状態で断乳した方は要注意!
母乳をやめるデメリットをご紹介します!

母乳をやめるデメリット

母乳をやめてもしばらく母乳は出続けます。
その場合、乳房の張りをやわらげるために自分自身で搾乳するのが良いと言われています。

昼夜問わず乳房が張って痛い…。
卒乳・断乳したママたちの多くが経験する痛みです。
この痛みを放っておくと、乳腺炎になってしまう可能性もあります。

母乳が出続ける

職場復帰したのに母乳が出続けて困ってしまう…なんて声もよく聞きます。
しばらくすると自然に止まります。
ですが、母乳の量をセーブするハーブティーなどを使って負担を軽くする方法もあります。

おっぱいは赤ちゃんに栄養を与えるだけでなく、「心のよりどころ」という部分がかなり大きいそうです。
断乳したての時はいつも以上に抱っこを沢山してあげたり、オイルを使ってマッサージをしてあげるなどスキンシップを多くとるように心がけましょう。

ママ自身の都合で断乳した場合は、子供の心に大きな負担がかかってしまいます。
その負担は、情緒が不安定になったり食事を食べなくなってしまったりする等の症状となって現れます。

子どもの心のケア

離乳食を食べさせるためにおっぱいを減らさなくては!と焦る必要はありません。
急に授乳回数や量を減らされると、赤ちゃんは不安になってしまいます。
また母乳は消化がいいので、離乳食の消化も助けてくれますよ。

離乳食にまだ慣れない初期の頃は、離乳食後に赤ちゃんが欲しがる分だけ母乳をあげましょう。
栄養という観点では離乳食中期~後期頃には食事で十分摂取できるようになり、母乳は精神安定剤的な役割になります。

離乳食との併用は?

ただし「おっぱいでおなかいっぱいになって、離乳食はいらない」とならないように離乳食を食べる前の授乳は控えてくださいね。
授乳間隔や機嫌から考えてまだ満腹ではないかなと思えたら離乳食をあげる、もしくは離乳食の後に授乳するのがおすすめです。

いかがでしたか?
「いつまで母乳あげてるの?」という周囲からのプレッシャーはなるべく聞き流すようにしてください。
赤ちゃんとお母さんにとっていつまで母乳をあげるのがベストかを十分に検討しましょう。
離乳食に慣れさせる事も考え、自分たちのペースでしてくださいね。

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