2016.06.03 Fri 更新

赤ちゃん・新生児の体温の平熱ってどのくらい?低体温の場合の改善法まとめ

新生児や赤ちゃんの体温は大人よりも高く、36.5~37.5度の間といわれています。36.0度を下回ることを「低体温」と言い、近年、この低体温になる赤ちゃんが増えているそうです。低体温になると内臓の温度も低くなるため、消化機能がうまく働かない、自律神経が乱れるなどの状態になる恐れがあります。

・部屋の温度
赤ちゃんの体は、外の環境に体温が左右されやすいので、暑いと体に熱がこもりやすく、寒いと体温が下がりやすくなります。夏場、暑いとエアコンや扇風機などの空調機を使用するかと思いますが、それらが赤ちゃんの体温を奪っている可能性があります。赤ちゃんにとっての快適な室温は24度と言われていますが、冷気は下の方にたまりやすい特徴があるため、赤ちゃんの寝ている場所が思っている以上に冷えている場合があります。
また、室温が常に一定に保たれしまうと体が体温調節する必要がなくなり、その機能が弱まってしまうこともあるため、空調機を使用するときは注意が必要です。

・汗の放置
汗には体温調節を行う役割があり、体温が上昇した際、上がりすぎた熱を汗と一緒に放出することで体温を一定に保ちます。この汗をかいたまま放置してしまうと、体温がどんどん逃げてしまい、体が冷えてしまいます。赤ちゃんはよく汗をかき、自然に乾いてしまうこともあるかもしれませんが、濡れたままでいると体温がどんどん奪われてしまいます。汗をかいた時には体を拭き、衣服が濡れている場合には着替えさせてあげましょう。

低体温の原因

上記したように、赤ちゃんの平熱は大人よりも高いです。生後1歳くらいまでは36.5~37.5度くらいだと言われています。大人の場合37.5度以上になると発熱扱いとなりますが、赤ちゃんが明らかな発熱と診断さらえるのは38.0度を超えてからです。

赤ちゃんの平熱

低体温になったら

・生活リズム
新生児のうちは1日寝てばかりだった赤ちゃんも、生後3か月もすれば生活のリズムが決まってきますが、昼夜逆転していたり、食事のリズムがバラバラだと自律神経が乱れてしまいます。自律神経には体温を一定に保つ働きがあるため、生活リズムが狂ってしまうと低体温になってしまうことがあります。規則正しい生活を送り、日中は間接的に陽に当たるよう心がけましょう。

・飲み物の温度
冷たい飲み物ばかり飲ませていると、体を内側から冷やす原因になります。
赤ちゃんが冷たい飲み物を飲んでしまうと、急激に胃腸が冷えて、下痢や嘔吐を起こしてしまう場合もあります。赤ちゃんは汗っかきなので、暑い夏には冷たい飲み物を与えてあげたいと思うかもしれませんが、絶対に止めましょう。

・風
空気を入れ替えるために窓を開けたり、赤ちゃんと外出したりと、赤ちゃんに風が直接当たる場合には注意が必要です。
赤ちゃんが長時間風に当たり続けると、体温を奪われてしまいます。特に、外に出て汗をたくさんかいているようなときは、低体温になりやすいです。

・手足が冷たい
手や足のように、心臓から離れた部分は低体温があらわれやすくなっています。手足への血流を少なくして冷たくし、体温を維持しようとする働きがあるため、赤ちゃんの手足が冷たくなることは割とよくありますが、手足の冷えが続くことがあれば、低体温の可能性があります。

・唇の血色が悪い
唇の血色が悪く、元気がない時は体温が下がっている可能性があります。
低体温によって血行不良が起こるので、皮膚の薄い唇は、すぐに色に出てしまいます。唇に赤みがない時は、唇の毛細血管が血行不良になっているサインです。

・食欲がない
低体温になると、血行不良となり血中に運ばれる酸素が少なくなるので、頭がボーッとし、体もぐったりとします。おっぱいやミルクを欲しがらなくなったり、飲む量が減少するといったことが起こるので、無理に飲ませずに欲しがった時に少しずつ飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんが低体温になると、様々な症状があらわれます。以下の症状がないか注意してください。

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