2016.06.08 Wed 更新

新生児・赤ちゃんはよくしゃっくりをする?その原因と止め方をまとめました。

赤ちゃんは、お母さんのお腹の中にいるときからしゃっくりをしていただなんて、驚きですよね。成長するうちにだんだんと落ち着いてきますが、生後1歳くらいまでは頻繁にしゃっくりをします。そんな赤ちゃんのしゃっくりの原因や止め方についてまとめてみたので、どうして起こるのかを知って、あまり心配しすぎないようにしてくださいね。

・母乳やミルクを飲んだことで胃や食道の動きが活発になるため
・母乳やミルクを飲んでいるときに空気を一緒に吸い込んでしまった
・おむつやおしっこなどで濡れることで寒いと感じた

きっかけとなる原因は様々ですが以下のような可能性が考えられます。

しゃっくりとは、横隔膜がけいれんを起こしている状態です。早食いや大食い、ストレスなどの影響でけいれんを起こします。一時的なものなので、放置していればいずれ治まります。
赤ちゃんの場合も同様で、まだまだ成長過程にある赤ちゃんの横隔膜は、ちょっとした刺激や環境の変化でけいれんを起こしやすくなっています。特に新生児の場合多いと言われています。

赤ちゃんのしゃっくりの原因

赤ちゃんはお腹の中にいるときから頻繁にしゃっくりをし、生まれてからもちょっとしたきっかけでしゃっくりが始まります。少しの間なら可愛いものですが、長引くしゃっくりは心配になりますよね……。今回は赤ちゃんのしゃっくりの原因と止め方のコツを調べてみました。

●白湯や母乳・ミルクを飲ませる
飲みこむ刺激でしゃっくりが治ることがあります。飲み過ぎは逆効果なので少しずつ飲ませて様子をみましょう。おなかいっぱいのときは無理やり飲ませないようにしてあげてください。

●原因を探る
赤ちゃんの場合、原因となっていることを取り除いてあげることで収まることがあります。原因となっていることを見極めることが先決です。おむつを変えてあげたり、げっぷを出させたり、冷房や扇風機など周囲の環境に気を使ってあげましょう。

しゃっくりの止め方は大人の場合、水を飲む・息を止める・驚かしてもらう、などがありますが、赤ちゃんには有効ではないので、行わないようにしてください。
では、どうしたら良いのでしょうか?

赤ちゃんのしゃっくりの止め方

その他、気温の変化など、あるいは全く原因不明のこともあります。

●大泣きをさせる
他の方法を試して最後の手段くらいに考えておいたほうがいいでしょう。

●うつぶせ寝にする
うつぶせ寝は赤ちゃんが窒息してしまう危険性があります。万が一行う場合でも絶対に目を離さず短時間で済ませるようにしましょう。

●体を温める
寒さでしゃっくりが出ている場合は、お湯で温めたガーゼやタオルをお腹に当ててあげます。

●背中をさすったり、軽く叩いたりしてあげる
背中をさすってあげると体が温まります。さすって上げる前にママの手を温めるとより効果的です。また、授乳後にげっぷさせるときのように、縦抱きにして背中を軽く叩いてみると止まることがあります。

注意が必要な止め方

しゃっくりが止まらない時は病院に行くべき?

●くしゃみをさせる
鼻にこよりを入れたりすると、赤ちゃんの鼻の粘膜が傷ついてしまうことがあります。

前項の通り、一般的に広まっている大人のしゃっくりの止め方はもちろんNGです。

まとめ

基本的にしゃっくり自体にはあまり危険性はないので、不安にならなくても良い物です。しゃっくり以外の面で赤ちゃんが元気なら問題ありません。放っておいても自然と止まります。 ただ、しゃっくりと並行して、赤ちゃんの元気が無くぐったりしている、母乳やミルクを飲まない・飲む量が減っているなどの症状があれば、小児科を受診してみてくださいね。極めてまれなケースですが、肺炎やお腹の炎症のせいでしゃっくりが出ている可能性もあります。

赤ちゃんは生後1歳くらいまで頻繁にしゃっくりがでます。成長発達の一部で誰もが通る道と考え、あまり不安にならないようにしましょう。しゃっくりの原因を特定することは難しく、原因不明のことも多々あるので、焦らず気長に見守ってあげてくださいね。

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