2016.06.13 Mon 更新

赤ちゃん・新生児が肺炎になると危険!?肺炎の種類。

お年寄りの死因ともなりうる「肺炎」は、赤ちゃんが発症すると重症化してしまう恐れがあります。原因菌の種類によって症状や重症度はまちまちですが、肺炎を発症しないことが一番です。肺炎は風邪をひいて拗らせていることがほとんどなので、しっかり治療して肺炎を防ぎましょう。

肺炎の原因

肺炎は、ウイルスや細菌、微生物が肺に奥の肺胞に侵入することで炎症を起こす病気です。風邪などで喉や気管が炎症し、その炎症が肺胞にまで広がってしまった状態です。肺が炎症を起こすと空気をうまく吸い込めなくなるので息苦しくなり、激しい咳が出るようになります。咳があまり出ず、ひどい倦怠感や高熱に襲われる場合もあります。
赤ちゃんが感染してしまうと、大人に比べて重症化しやすいために呼吸困難に陥ることもあります。

肺炎とは

肺の原因は、風邪を拗らせていることがほとんどです。風邪や気管支炎の段階できちんと治し、肺炎まで悪化させないことが大切です。

肺炎の種類

肺炎の原因菌は、以下の4つに分けられます。

・細菌性肺炎
細菌性肺炎は、喉や口、鼻の奥などにいる肺炎球菌やブドウ球菌、インフルエンザ菌、クレブシエラ菌などの「一般細菌」が原因のほとんどを占めており、その他にも溶連菌やレジオネラ菌、肺炎桿菌などが原因で起こります。初めはかぜのような症状ですが、突然40度近い高い熱が出て4日以上続き、やがて痰がからんだような激しいせきをするようになります。
重症化すると呼吸困難を引き起こす可能性が高く、下痢や嘔吐の併発、肺に膿がたまるなどの合併症を起こすこともあります。細菌性肺炎は悪化しやすいので、診断されたら入院が必要になります。入院して抗生物質の投与を行い、場合によっては呼吸困難時の酸素吸入、脱水症状が現れたときに点滴を行うなどの対症療法にも取り組みます。入院期間は1~2週間程度です。

・ウイルス性肺炎
アデノウイルス、インフルエンザウイルスなど、かぜのウイルスによるものをウイルス性肺炎といいます。ウイルス性肺炎ははしかや水ぼうそうにかかったあとに合併症として起こります。
ウイルス性肺炎は赤ちゃんの肺炎の50%以上を占めており、大人が発症することはほとんどありません。38~40度の高熱が特徴的ですが、鼻水やくしゃみ、咳などは一般の症状とほとんど変わりません。病院を受診すると気管を広げる薬の吸入などが行われますが、基本的に入院の必要はなく、自宅で安静にしていれば問題ありません。1週間ほどで自然に回復します。弱った肺に細菌が感染し、細菌性肺炎になってしまうと重症化するため、予防的に抗生物質を使う場合があります。

・マイコプラズマ肺炎
細菌とウイルスの中間のような性格をもつ、マイコプラズマという微生物が原因で発症します。幼児期~小学生の子供に多く見られ、赤ちゃんの発症は比較的少ないです。喉の痛みやくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの一般的な症状に加えて、37~39度の発熱と痰のからむ咳がダラダラと、長期間続くのが特徴です。マイコプラズマ肺炎は、症状が軽ければ抗生物質を飲みながら通院で治療を行ないます。

・クラミジア肺炎
クラミジアと言うと性病のイメージがあるかもしれませんが、肺炎の原因となることがあります。分娩時にお母さんがクラミジアに感染していた場合、赤ちゃんが産道を通る時にクラミジア菌が肺胞に感染することで発症します。また、感染者の咳や鼻水、唾液などでの飛沫感染や、鳥類との接触で発症することがあります。
高熱、乾いた咳、頭痛、筋肉痛などの症状がみられます。

肺炎と言われたら

家庭で看護する場合は、こまめに部屋の空気を換気しましょう。湿度は60%前後に保ち、寝かせるときは呼吸がしやすいよう、上体をやや高めにしてあげると良いです。
脱水症状の予防や、痰切れが良くなるように水分はたっぷりと与え、せきで飲めないときは少量ずつこまめにあげてください。

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