2016.06.27 Mon 更新

母乳にはどんな栄養が含まれるの?授乳中に摂取したい栄養

母乳で育児をする場合、お母さんが食事でとった栄養がそのままあkちゃんに運ばれます。 そもそも母乳にはどんな栄養素が含まれているのでしょうか? そして、授乳中のお母さんはどんあ栄養を積極的に取るようにすればいいのでしょうか? まとめてご紹介いたしますので、参考にしてみてくださいね。

栄養たっぷりの母乳ですが、1歳を過ぎると母乳だけでは赤ちゃんにとって必要な栄養が足りなくなってしまいます。
そこで離乳食を利用して、足りない栄養を補っていくんです。
もしあまり食べてくれない赤ちゃんでも、母乳の栄養がなくなってしまうということはないので、母乳メインで足りない分を離乳食で摂ろうという気持ちで進めるといいですね。

新生児の頃は赤ちゃんが飲みやすく、その後も赤ちゃんの月齢に合わせて母乳に含まれる栄養の量も少しずつ変化していくと言われています。
しかし、ママが食べたものが血液となり、その血液を原料として母乳が作られるので、母乳には栄養が沢山含まれていることは変わらないのです。

成長すると母乳の栄養だけでは足りなくなる

出産後1週間くらいまで分泌されるクリーム色の母乳の事を初乳と言います。
初乳には赤ちゃんを守るための抗体成分が多く含まれ、赤ちゃんの免疫力を高めるんです。
この初乳に含まれる抗体成分で赤ちゃんが病気になりにくくなり、効果は生後半年くらいまで続くとされています。
また、初乳にはラクトフェリンという成分も含まれていて、まだまだ未発達な赤ちゃん身体をウイルスから守ってくれるんです。

免疫成分も含まれる栄養たっぷりの初乳

母乳に含まれるたんぱく質は大きく分けてカゼインと、ホエイの二種類があります。
カゼインは牛乳にも含まれていますが、母乳に含まれるカゼインは牛乳に比べ、より赤ちゃんが消化吸収がしやすいような形になっています。

たんぱく質

母乳には1日分で200g~250g程度のカルシウムが含まれています。赤ちゃんの身体を作るのに欠かせない栄養素なので、たっぷりと母乳に含まれているんですね。

カルシウム

母乳に含まれる栄養

母乳に含まれるミネラルは赤ちゃんに吸収されやすいように出来ています。
ミネラルを摂るならミネラルウォーターがいい王に思いますが、赤ちゃんはミネラルウォーターを消化できないので、ミルクを作る場合も水道水やミネラルの少ない水にしましょう。

ミネラル

母乳の中には脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンが含まれています。
お母さんが摂る食事でビタミンが不足していると、もちろん母乳に含まれる量も不足してしまい。新生児のビタミン欠乏症に繋がります。
ビタミンKは体内で生成されないので、離乳食が始まったら食事から摂取できるようにしてあげましょう。

ビタミン

脂肪

母乳に含まれる炭水化物の多くは乳糖とよばれるもので、水分の次に多い成分です。
この乳糖はカルシウムの吸収を助ける役割があります。

炭水化物

母乳に含まれる脂肪赤ちゃんの脳の成長に必要なDHAやAAといった脂肪が含まれています。
授乳の初めのうちは脂肪濃度が低く、後半になると脂肪濃度が高くなることがわかっています。

授乳中に積極的に取りたい栄養

母乳は血液から作られるので、赤ちゃんに母乳を与えることで鉄分不足になってしまうことがあります。
鉄分が不足すると貧血になったり、くらくらしてしまったり…
鉄分不足を予防するためにもレバーやのり、ひじき、ごまなどを積極的に取りましょう。

カルシウム

妊娠中にも積極的に摂ることがすすめられていますが、授乳中にも摂取したい栄養素の一つです。
葉酸は体内の細胞分裂を促して、赤ちゃんの発達・成長をサポートしてくれます。
なので生まれてからどんどん成長する赤ちゃんをサポートするためにも、お母さんが葉酸をたっぷりと取って赤ちゃんに届けてあげましょう。
食事から十分な量を取ることが難しいので、厚生労働省でもサプリなどを活用することを進めています。

葉酸

カルシウムは赤ちゃんの骨を作る上で大切な栄養です。
赤ちゃんにたくさんのカルシウムをとどけるのに、食事からの摂取量が不足すると、骨に蓄えられたカルシウムが使われるようになり、将来的な骨粗しょう症の原因にも繋がります。
小魚や干しエビ、しらすなどからしっかりとカルシウムを取りましょう。

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