2017.04.23 Sun 更新

授乳した後の胸が痛い!原因と対処法についてまとめました。

母乳育児とおっぱいトラブルは切っても切れない関係にあります。 中でも、授乳した後に胸がチクチクと痛むことはありませんか? 痛む胸の箇所も片一方の胸だけ痛んだり乳首の部分だけが痛んだり、胸全体が痛んだりと、人によって異なり、痛みの強さもチクチクとした耐えることの出来る痛みだったり響く強い痛み等様々です。 今回は、「授乳後の胸の痛み」についてご紹介します!

乳腺が詰まった

母乳がたくさんでるお母さんに多いようです。
母乳が作り出されると胸が張るので、痛みを感じてしまうのです。

母乳を作るときの痛み

胸の痛みがチクチク程度のものだったら耐えることができますけど、強い痛みだと耐えるのはかなり辛いものです。
何故、授乳後に胸が痛むのでしょうか?
授乳後の胸の痛みの原因は以下の通りです。

授乳後の胸の痛みの原因

母乳の出口である乳口が詰まっているのかもしれません。
乳口が詰まっていると、乳口炎になってしまい、胸全体から背中にかけて強い痛みやしこり等の様々な問題を引き起こしてしまいます。

乳口が詰まった

赤ちゃんが乳首を嚼んでできた傷、もしくは赤ちゃんの唾液を通じて雑菌が入り込んで乳腺炎を起こしているのかもしれません。
この場合、高熱や強い倦怠感、インフルエンザにかかったような身体の痛み等といった症状を感じることが多いようです。
そんな症状が確認されると、医学的な処置が必要になるので、至急病院に行くようにしてくださいね。

雑菌により炎症を起こした

もしかしたら母乳の通り道である乳腺や乳管が詰まり始めている予兆なのかもしれません。
乳腺が詰まると炎症を起こしてしまい、細菌感染を起こして発熱したり強い痛みを感じるようになります。
乳腺炎は、早いうちに適切な対処をすることで自然に改善することができると言われているので、痛みを感じたら出産した病院に相談してくださいね。

授乳後の胸の痛みの対処法

昔は「おっぱいがさしてくる」等の言葉で言い表されていた催乳感覚は、赤ちゃんが授乳している胸の反対側にツーンとした痛みに似た感覚が乳房の上部に感じたりします。
新鮮な母乳は、催乳感覚が起こっている時に、湧くようにして出てくると言われています。

催乳感覚(オキシトシン反射)

授乳後の胸の痛みがあると「これは病気なのかもしれない」「赤ちゃんになにか影響が…」と心配してしまいますよね。
催乳感覚や母乳が作られることによる痛みは問題がないのですが、乳腺炎の場合は赤ちゃんがおっぱいを飲みたがらない等の影響を及ぼしてしまうことがあるので、乳腺が詰まらないようにしなければなりません。
授乳後の胸の痛みの対処法は以下の通りです。

おっぱいマッサージをする

古い母乳が乳管に残っていると乳腺炎になってしまう可能性が高くなるので、こまめに授乳や搾乳をして古い母乳をなるべく残さないようにしましょう。
搾乳していると、赤ちゃんが入院してしまったときや、赤ちゃんの傍にいられないときや乳腺炎になって授乳が出来ないとき等に母乳を飲ませてあげることができるので、安心ですよ。

こまめに授乳と搾乳をする

水分をたくさんとる

乳首から母乳を出しやすくするためのマッサージであるおっぱいマッサージをしましょう。
しっかりマッサージしておくと、詰まりも解消され、授乳中に起こる様々なおっぱいトラブルを解消できますよ。

水分をたくさんとるようにしてください。
赤ちゃんは一日1リットルほどの母乳を飲むので、お母さんは一日2リットルほどの水分をとらなければなりません。
一日2リットルもとることができないという方は、お味噌汁やスープで食事の水分を増やしてみてくださいね。

体を冷やさない

高カロリーのものや、脂っぽいものはおっぱいがドロドロになり、乳腺を詰まらせたり、母乳の質を下げたりしてしまいます。
高塩分や高脂肪の食べ物は控えるようにしてくださいね。
授乳中は、煮物や野菜を中心とした和食をとるようにしましょう。
和食は栄養バランスが良く、食材をバランスよく組み合わせ、調理に脂肪や乳製品を多用していないため、母乳育児中の理想的な食事だと言われています。

食事を見直す

母乳は母体の血液で作られています。
体が冷えていると、血の巡りが悪くなって、母乳が出にくくなってしまいます。
体を温めて血の巡りをよくしておいてくださいね。

同じ抱き方で授乳していると、吸われない部分が出てきてしまいます。
吸わない部分を作らないようにするためにも、抱っこの角度等を調整してください。
多方向から吸わせてくださいね。

授乳時の抱き方を工夫する

いかがでしたか?
我慢できる痛みだと思って我慢していたら、悪化してしまって日常生活に支障をきしてしまうことがあります。
トラブルのない母乳育児を送るためにも、自分のおっぱいの状況はきちんと把握しておきましょう!

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