まずリラックスできるということですね。体温と同じくらいの温水が全身をリラックスさせてくれます。
リラックスした体だと必要以上に力を入れてしまったり、いきんだりする事がなくなり、トラブルも少なくなります。
メリット
水中水産のメリット・デメリット
そもそも水中出産とは、体温と同じくらいの温度の温水プールに入り、羊水と同じくらいの塩分濃度になるように自然塩を溶かしたプールの中で、出産する方法です。
決定的な違いは勿論、水中で出産するということですが、それ以外は大きな違いはありません。
またずっと水中にいるのではなく、一度に浸かっている時間は1時間までと決められています。
自然分娩と水中出産の違い
気になる費用は?
費用的な面でも、なかなか産婦人科にプールはないですし、設置するのにもそれなりのお金がかかります。
それに維持費も高いので、まず設置している病院が少ないのが現実です。
地方に行けば行く程、設置している所は少ないでしょう。
水中でリラックスした環境ですので、血行が促進されて出血量が多くなってしまうことがあります。
これは病院側の問題ですが、入る水の衛生管理がしっかりとされていないと、産まれてきた赤ちゃんが、感染症になってしまうリスクもあります。
デメリット
また、水中で浮力のお陰で体が軽くなり姿勢も自由に変えやすいので、体への負担も軽減されます。
リラックスしていると筋肉が弛緩されて産道が緩くなり、陣痛が和らぐ効果もあります。
赤ちゃんにとっては温水も羊水と同じ塩分濃度になっていますので、水中にでてききても何の抵抗も無く、寧ろ負担が少なく産まれてこれます。
出産そのものが体力をかなり使います。
自然分娩の場合は分娩台に乗って、周りの医師たちに手助けをしてもらいながら出産に至りますが、水中出産の場合は自分で赤ちゃんを産むという気持と、姿勢が大事になってきます。
ですので、終始自分で分娩出来るくらいの体力は必要になってきます。
水中出産に耐えられる体も必要
上記で書いたように、プールの維持や設置に病院側もお金がかかります。
ですので、自然分娩の平均的な相場にプラスで5万〜10万程はかかるでしょう。
施設によってはもっとかかるところもありますので、希望する方はまずはしっかりと説明を聞いて、よく考えてから検討した方が良いと思います。
また水圧がかかる事から体力を消耗しやすいので、しっかりとその辺は意識しておきましょう。
たまに聞くのが、水中出産を選んだものの途中で容態が急変し、普通出産や帝王切開に変更した、というケースです。
そうならない為に、妊娠中から体力をつけることを心がけて下さい。
ですが、根本的に泳げないなど、水に不安を感じる方は水中出産は避けて自然分娩にした方が無難でしょう。
まだまだポピュラーではありませんし、水中出産が出来る病院も限られています。
ですがこれから徐々に対応できる病院も増えていくと思いますので、興味のあるかたは是非参考にしてみて下さい。
メリット、デメリットありますが、自然分娩以外の出産方法が分かっただけでも、選択肢が増えますし、産む楽しみは増えていくのではないでしょうか。
自分に合う、ピッタリの出産方法を見つけて下さい!