2016.08.03 Wed 更新

妊娠中の喫煙について。喫煙のもたらす胎児への影響

妊娠前にタバコを吸っていた方は、赤ちゃんが出来たからといってすぐに禁煙するのは難しいかもしれません。 でも、喫煙が赤ちゃんに与える影響について知れば、おなかの中の赤ちゃんのためにも自然とタバコを辞めるようになるでしょう。 まずは、この記事で、タバコが赤ちゃんにどんな影響をあたえるのかを知ってください。

そもそもタバコ自体が、百害あって一利なしと言われていますし、母体や胎児への影響も大きいです。
まず喫煙によりニコチンや一酸化炭素などの有害物質が、体内に吸収されます。
これらの有害物質は血管を収縮させてしまうため、血流が悪くなります。

喫煙の影響について

もちろん喫煙の影響をあまり感じずに、無事に出産を迎えられる方もいますが、胎児への影響を考えると早めの禁煙に越した事はありません。
ここでは、喫煙のもたらす胎児への影響などについてまとめていますので、是非読んでいただきたいと思います。

まず始めに断言しておきます。妊娠中の喫煙は悪影響しかありまえん。
元々喫煙者の方も、自分は喫煙しないけど環境的に受動喫煙してしまう方など、さまざまだと思いますが、特に喫煙者の方は禁煙を強くおすすめします。
やめたいと思っていても、なかなか簡単にはやめられないとは思います。

まずはじめに

受動喫煙という言葉は聞いたことはあると思います。
妊婦さんの中には、自分は非喫煙者だから大丈夫と思っていても受動喫煙によって、何らかの影響がでていたなんてケースもありますので、身近な人に喫煙者がいる場合は、しっかりと意識してきをつけるようにしてください。

受動喫煙の影響について

抵抗力も弱くなっているので、強めの黄疸症状が出やすくなる可能性もあります。
これが悪化すると、新生児集中治療室での対応が必要になり、母乳を与えることや、一緒に退院することも出来なくなる場合もある非常に厄介な状況になってしまいます。

胎児への一番の影響は、低体重、子宮内胎児発育遅延(IUGR)などが挙げらています。
基本的に低体重とは、出生体重が2,500g未満の赤ちゃんです。
本来ならお母さんの中で成長するべき体の機能が、十分に成長できず産まれてしまいますので、合併症や感染症にもかかりやすくなるリスクがあります。
この合併症の中には、新生児仮死、低血糖、肺の疾患、無呼吸の発作、呼吸窮迫症候群などさまざまな病気があります。

また妊婦の天敵、体の冷えにも繋がります。
一酸化炭素は、血液中の酸素を運ぶ役割をもつヘモグロビンと結合してしまうので、体内に必要な酸素が十分に運ばれない可能性も出てきます。
そういったことが続き、血液の流れも悪いと、胎盤の機能が低下してしまうこともあり得ます。
するとどうなるか、流産や早産の原因にも繋がってきます。
この胎盤の状態は、胎児へ直接影響を与えてしまいますので、その後の成長にも大きく影響してくると言われています。

妊娠中は禁煙、または受動喫煙しそうな可能性がある場所へは行かないなど、徹底した管理が必要になってきます。
少なくとも、赤ちゃんが欲しいと思った時点からでもタバコに気を配っておくことで、胎児やお母さん自身への影響を少しでも減らすことは可能ですので、しっかりと意識しておいてください。

禁煙、受動喫煙しない意識

この受動喫煙はなんと、自分ががタバコを吸う場合に比べて2、3倍ものニコチンを吸いこんでいます。
なぜかと言いますと、タバコのフィルターを通して、喫煙者の体内に入る主流煙の有害物質に比べて、タバコの先端から発生する副流煙には、主流煙と比べて2~50倍もの有害物質を含んでいると言われているからです。
ですので、この受動喫煙も胎児への影響は大きいのです。

もちろん旦那様にも同様の意識が必要になってきますので、しっかりとお互いに協力してください。
妊娠が分かってから急に禁煙しようとしても、なかなか容易にできるものではありませんので、早めの意識と行動が、その先の我が子が元気に育ってくれるためのカギとなってきます。

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